[No.1072]
Re: 餅のカビ
投稿者:まや
投稿日:2016/01/10(Sun) 07:46
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唐辛子紋次郎さん、Panさん & みなさん、お早うございます。
> > さて、あっしこと暮に食料を大量に買い込み、いま餅などにカビが生え、困っています。やはり、カビの生えたのは、たとえ、それを削り落としても、食べない方が無難でしょうか。
>
> 最近はカビの生えるほどの餅を置きませんが、昔の黴を思い出しました。
> 昔は火鉢程度の暖房でしたがそれでも黴が生えましたね。
昔は家で餅をついていたことを思い出しました。
そのときの話ですが、餅を搗くとき杵に水をつけるのが多いと、餅にカビが生える
ようになるということでした。
それで、最初は二人か三人で搗き始めても、すぐに捏ねる役と搗く役と二人になり
調子をとりながら(杵を握る人は相方の手を搗かないように)すばやく餅にしたもの
です。搗きあげると、すぐに粉を敷いた大きな捏ね板の上に置いて、捏ねる人と餅に
大きさを決めて千切る人と、決まった大きさに丸める人とが一斉に手をだして、餅が
冷えないうちに丸めるのでした。
最初の一臼が何だったかは覚えていませんが、二臼めは必ず「お飾り用」で、あと
は正月の雑煮用の小餅、そのあとは「あん餅」や「かき餅」「ふつ餠」「きび餅」な
ど・・・。「あん餅」には前夜に用意しておく小豆餡を入れて、すぐに食べたり「も
ろぶた」に並べておいたりし、ほかの餅は臼ごとに4個くらいにわけて「もろぶた」
に並べ、2日くらいおいて「かき餅」になるくらいに切って藁に挟んで干すのです。
思えば「餅つき」は年末の近所付き合いの大行事でした。
> 早い目に水に浸していましたよ。 若干味が落ちるかも知れませんが、黴は
> かなり防げました。
> 時々は水を替えていたかも知れませんね。
私が育った福岡県筑豊地方では正月に搗いた餅は「水餠」にはしなかったよう
に思います。でも、そのあとに「餅搗き」をしたかどうか記憶していません。で
も「水餠」の記憶はあります。冷たい水の中から食べるだけの「餅」を揚げて、
鍋の湯の中に入れていました。
でも、最近のお店で売っている餅は水分が多いので、このような食べ方は出来
ないようです。お湯に入れて、すぐに引き上げないでいると溶けてしまいます。
最近では、一個ずつラップされていますから冷蔵庫保存だと、一年でも二年でも
保存できるみたいですが、私は食べずに二年で廃棄してしまいました。
昨今はいつでも何でも食べたいものが食べられる時代になったように思います
が、それと同時に「昔の味」が失われているように思うこのごろです。
まや