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Re: 主計科士官の任務あれこれ

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マーチャン

通常 Re: 主計科士官の任務あれこれ

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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/8/6 21:25
マーチャン  長老 居住地: 宇宙  投稿数: 358
不虻さん

引用:
 それより怖かったのは、式典などの行事で御真影を講堂に運び、飾り付ける時でした。御真影というのは、新聞紙を全部拡げた位の大きさのお写真で、それが立派な額縁に入っているので相当な重さもありました。副官が天皇、庶務主任の私が皇后のお写真を運ぶのですが、額縁の最下部の両端を持ち、腕を真っ直ぐに前に伸ばして捧持し、可成り長い距離をしずしずと運ぶのです。万一、突風でも吹いて来て、転んだり落としでもしたら、まず切腹間違いなし、という時代です。これには随分緊張しました。

軍法会議判士
法務官(法務科士官)は凡て司法試験合格者で、裁判官、検事或いは弁護士になる資格を持った人達でした。軍法会議では検察官と弁護士役を一人で担当し、また量刑など素人裁判官に解る筈もありませんから、その点では裁判官も兼ねるというようなことでした。

 ご真影のお話、当時、小学生だった私にも少しわかります。
 あるとき、校長先生が、勅語の巻物を取り落としそうになったのです。もし、落としていれば、どうなるのか、子供にもわかりました。校庭に整列していた、600人の先生・生徒全員が「どきっ」としました。

 日本の軍法会議のことも、存在は知っていましたが、内容を伺うのははじめてです。やはり司法試験合格者、すなわち法律の専門家が仕切っていたのですね。

 いろいろと貴重なお話、ありがとうございました。

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