Re: 復員 satyan
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編集者
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BUP様
戦中戦後外地で過ごされたお話を、聞くにつけて思い出すのは、私の場合無人島での 抑留生活です。
私が終戦を知ったのはマレー半島の山中であり、南下してジョホール州クルアンで検問を受け、シンガポールからボロ船にて赤道直下インドネシア領 の、リオウ諸島内にあるレンパン島に抑留されました。
飢餓と病気に苛まれながら重労働の開拓、道路工事などに従事し昭和21年リバテイ船で復員して来ました。
一名「死の島レンパン」と呼ばれた島で生きんが為に知った「不撓不屈の精神」や「苦境に耐える」等など・・・60余年も続いた平和によって 忘れかけた私の平和ボケした気持ちを引き締めるために、レンパン島を訪問して来ました。我々が血と汗で建設した道路の殆どは再びジャングルと化して居ました。
この島の海岸に建てられていた、仲間の記念碑に香を焚き冥福を祈ってきました。今にして思えば、この苦難に満ちた抑留生活も私の人生の中で多くの人々が味わう事のできない、有意義な経験であったと思える様になりました。
機会を見てレンパン島の写真を掲載いたします。