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一宮の大仏様   こうちゃん

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2022/8/10 12:10
編集者ze  モデレータ   投稿数: 56
一宮の大仏様

こうちゃん
2022年8月6日

 第二次世界大戦前、一宮市の九品寺公園に大仏様があったそうです。
 鋳工業を営んでおられた木村小左衛門さんと言う方が、昭和9年に長男を亡くされ、
その菩提を弔うため、昭和14年に漸く木村ご夫婦自らの手で、多大の苦労ののち作り上げた大仏様で、
当時、墓地であった九品寺公園に、一緒に作り上げた2体の観音像と共に奉納されたのだそうです。
 ところが第二次世界大戦が激化し、金属類回収令が出され、昭和18年には大仏様も2体の観音像も
供出されてしまったそうです。
 なんとその戦争で3男さんも戦死・・・

 悲しみの中、戦後大仏様の頭の部分と2体の観音像も見つかり、やっとのことで昭和22年に返還してもらったとのこと。
 その後、2体の観音菩薩像は、昭和26年に岐阜県揖斐郡谷汲山華厳寺に奉納され、大仏様は戦没者の鎮魂や
恒久平和の願いを込め、胴体部分を再建して、昭和30年に愛知県犬山市の成田山名古屋別院に奉納され、開眼供養されたそうです。
 そんな数奇な運命の大仏様や観音様だったとは知らずに、以前成田山や谷汲山で撮影した写真が見つかりましたので掲載致します。
 2012年に地元のケーブルテレビICCで放送されたドキュメンタリー、『一宮の大仏様』その大仏様についてのお話を、
ディレクターとして番組を制作された浅井清隆さんに、伺うと言う講座が「いちのみや大学」さんの主催で、本日開催されたその講座からです。
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