箱形蓄音機

皆さん
　HMVレコードでお約束のものです。昭和５年の写真で、側で音を聴《き》いている？のが私です。
　手前にゼンマイを巻くハンドルがあり、左の扉は左右に開けるようになっています。
　中学時代は叔父のポータブルで聴きました。

私の家にも同型の蓄音機《ちくおんき》があったように思います。蓋《ふた》を開ければ、多分ビクターの犬のマークがあったように思います.姉や兄にどうして音楽が流れるのか聞いたら「小人が中に居て楽器をひているの。」と答えが返ってきたのを思い出します。
多分レコードも片面だけの吹き込みで,両面が吹き込みのが出回ってきたのと違いますか。当時のレコードに片面のみの吹き込みのレコードがあったのが記憶しています。
ぜんまいを巻きすぎて壊し《こわし》てしまってひどく叱られたのを思い出します。
前面の扉状の蓋を開けたり閉めたりして、流れてれて来る音の強弱が面白くて、遊んでいてこれも叱られた思い出もあります。
いい遊び道具でした。
　　　　　　　　　　　　　extraboy