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常備防空遮蔽笠(じょうびぼうくうしゃへいがさ)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/7/4 18:49
あんみつ姫  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 485


1941年12月の開戦から1945年の終戦まで、日没から
日の出までの間灯火管制が布《し》かれました。
すべての灯火を消滅あるいは遮蔽(しゃへい)して来襲する
敵機の攻撃を避《さ》ける目的だったようです。

灯火管制用の電球は、電球面に直接光源を遮蔽(しゃへい)する塗料を塗って、真下だけに光源がくるようにしたものや、半面に塗って外部に光が漏れないようにした商店用のものなどが出回りました。

家庭でも空襲警報が鳴ると、電気の笠に黒い布を被《かぶ》せて光
が漏れないようにしました。

これは、ボール紙で作られた常備笠[で、三段に分かれていて
通常は折りたたんで一段にて使い、遮蔽する時には鉤《かぎ=とめがね》を外し
て笠を長く伸ばすように出来ています。

寸又峡《すまたきょう》温泉「翠紅苑」のご主人の提供です。

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あんみつ姫

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