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竿秤

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あんみつ姫

通常 竿秤

msg#
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/7/13 10:03
あんみつ姫  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 485
戦後暫くは、荷車を牽《ひ》いて物売りのおじさんが
家庭を回る姿が、あちこちで見られました。

今(2004年)のようにパック売りの無かった
時代、品物は希望の数、希望の目方だけを
買うことができました。

野菜などを紐の下のお皿に乗せて、上の紐を
もち、錘になる竿(目盛りがついている)に分銅《ぶんどう=おもり》
をぶら下げて平衡《へいこう》
保った所が品物の重さになったと思います。

記憶が曖昧《あいまい》ですが、ご存知の方、ご訂正を
お願いします。

--
あんみつ姫

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/7/14 19:05
Pan  常連 居住地: 大阪府  投稿数: 59
 あんみつ姫さん、みなさん、こんにちは。
引用:
野菜などを紐の下のお皿に乗せて、上の紐を
もち、錘になる竿に分銅をぶら下げて平衡を
保った所が品物の重さになったと思います。
 各家庭にもあったように思います。名前はチギと呼んでいましたが、「杠秤」(又は土編に工)だそう
ですね。

 後ろに立て掛けてあるように、皿の代わりフックになった物の方が多かったようです。

 掴む紐《ひも》が2本あり、フックに近い方を掴むと秤量が何倍か多くなります。 例えば1方が500匁までならもう1方が2貫目《注》目盛りは竿の裏側に刻んでありますから、持った時は丁度見える方に来ます。

 これにも奥の手があって、紐を持った右手の小指で竿を少し押すと重くなったように計れますから、
丁度にしておいて、「はい、ちょっとおまけだよ」なんちゃって竿をピーンと傾けます。

 養蚕《ようさん》のために摘んできた桑の葉を計ったり、蚕の繭《まゆ》をいれた大きな籠の目方を計る時は同じ構造で2m程もある竿秤でした。
 勿論手では持てませんから、軒下の頑丈な柱に吊《つ》ってありました。

 左利き用の竿秤は無かったと思いますが、左利きの人はどうしたのでしょう?

注 1貫目=3.75キログラム匁はその1000分1
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