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鏝(こて)と、炭あいろん

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/7/13 11:02
あんみつ姫  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 485
鏝は、火鉢の炭の中へ入れて熱くし、半襟《はんえり》や足袋《たび》などの
小物のしわのばしなどに使う道具です。

その後、電気鏝《こて》が発売され、昭和20年代後半にアイロンが普及するまでは、何処の家庭にもあったと思います。

先が尖っているので細かい所にまでアイロンがけができ、
特に和裁をする人には重宝で、縫い目にきせ《注》をかけたり、
袖丸をつぶしたり、巾の標し付けなどにヘラの役目もしま
すから、今では「電気鏝」や「自動裁縫こて」として売ら
れています。

火鉢に入れて加熱する、当時の鏝(こて)と違って、サー
モスタット《注》が付いているので、温度が一定に保たれるようになりました。

同じ用途の道具に、炭あいろんがありました。
2/14に公子さんが投稿された木炭アイロンと同じ形です。

裁縫後や洗濯後の衣服の仕上げや布の小じわを直すのに、炭
火を入れて使用するもので、明治から大正の頃には殆どの家
にあって、昭和に入ってからも広く使用されたようです。

注 きせ=裁縫における縫い目の処理法 2ミリほど奥で折り返して縫い目を隠す。  また吊れた部分の調節の役目もする。 

注 サーモスタット=温度を自動的に調節する装置 

鏝(こて)



   炭あいろん

--
あんみつ姫

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