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私の喧嘩独楽 <英訳あり>

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2005/7/19 20:23
コロラド  新米   投稿数: 2
  
私が8‐12歳くらいの少年時代、もっとも楽しかった遊びは喧嘩独楽《けんかごま》だった。
ゲームに加わるには、普通の木製の独楽に鉄の輪を嵌《は》めた特別の独楽(方言ではズゴマと証していたが正式名称があるかどか?)が必要だった。

最高の鉄輪はベアリングの外輪だった。あのずしりとした質感《しつかん》と、銀色の輝きは素晴らしかった。それに加えて、相手の独楽にけしかけたときに派手に火花が散るのも人気のもとだった。

店には普通の鉄輪つきの独楽はあったが、ベアリング付きはなかったので、自分で焼き嵌め《はめ》をやったものだ。風呂の焚き口《たきぐち》で真っ赤に焼いたベアリングを独楽に嵌めると、煙をあげながら食いこんでいく。あの光景はいまでもまざまざと目に浮かぶ。

喧嘩ごまは、先ず独楽を回す順番を決めるところから始まる。じゃんけんで決める。負け順1位の者Aが最初に回し、負け順2位のBが回っているAの独楽めがけて打ちかける。見事に当ってAの独楽が弾き《はじき》飛ばされて停まるか、当らなくとも、Bは自分の独楽を励《はげ》ましながらAの独楽にけしかけることができる。Aの独楽がBの独楽より先に止まればBの勝ち、まだ回っているBの独楽めがけてCが回すという具合にゲームが進む。

もしも、誰かが回すのに失敗すれば、彼は次回の最初に回すことになると同時に、 彼の独楽は地面に固定され、それを狙って《ねらって》参加者全員が打ちかけをする。据《す》え独楽にされている者は、刑が執行《しっこう》されるあいだ、刑場《けいじょう》に背を向け耳をふさいでいたものだ。
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