[No.15529]
安田寛:「唱歌」という奇跡 十二の物語
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投稿日:2010/07/22(Thu) 18:53
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> 日本の「蛍の光」は韓国の国歌となった。(韓国の国歌は蛍の光の替え歌だったが、のちに曲は別の曲に代えられた)
日本の「蛍の光」は韓国の「愛国歌」となった。
東海の水がかれ
白頭山がすりへろうとも
天がお守りくださる
わが国万歳
無窮花(むくげ)三千里
華麗なる山河
大韓人よ 大韓よ 永遠なれ
現在、この歌詞に「蛍の光」とは別の旋律をつけた歌が
1984年の大統領令によって大韓民国国家と規定されている。
学童楽歌と呼ばれた中国の唱歌の一つが
ゆく春を惜しむ)である。
これは中国で1907年に出版された「女子新唱歌第三集」に
「蛍の光」のメロディをつけて掲載された。
その後、時代を反映して、中国でも唱歌は愛国歌となっていった。
「蛍の光」も叙情歌「惜春帰」だけでなく「軍国民」「国民皆兵」など愛国歌
としての歌詞がつけられ、高らかに歌われた。