[No.16006]
Re: 国際共通語としての英語
投稿者:男爵
投稿日:2010/10/31(Sun) 07:38
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Toshichan
> 英文学の先生が、英語を教えるのが、拙いのとちゃう?
> 文学は文化を元に書かれるよってーーーーー。
その昔
学生の感想意見を聞いて
英語の講義内容に対するリクエストをまとめたことがあります。
(学部の代表としてカリキュラムを見直す役についたのです)
理科系学生にとっては
英文学とか凝った文章表現などは不必要なのです。
まず役に立つ英語を。
要するにツールとしての語学教育です。
ところが
語学の先生にしてみれば
自分の研究につながる文学の講義をしたいので
自然科学に関する啓蒙書とか実用手紙の書き方とか国際会議の発表のしかたといった
教材資料を使うのはめんどうだから
いっそうニーズから離れたものになっています。
この点は
情報工学科の先生が、ほかの学部や学科の学生の情報処理教育をするのと似ています。
学生にしたら、ツールとしての情報処理技術を身につけたいのに
情報工学科の先生は、コンピュータの原理である二進法とか
加算機や微積分回路のことを教えたがり、あるいは自分がよく使う言語やソフトの使い方に走りがちです。
また、別の先生によってはワープロや表計算ソフトのみの解説で終わってしまうこともあります。
学生にとって必要なことは、パソコンやソフトのスキル技術だけでなく
モラルとか個人情報管理とか、ファイルの階層構造など
生きた知識やノウハウ全体がざっとでも学ぶことなのです。