若ものに読んでほしい「この一冊」
[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

[No.104] Re: 宮下健三訳メーリケ著「旅の日のモーツアルト」 投稿者:   投稿日:2010/05/12(Wed) 20:49
[関連記事

 やっぱり本だけじゃ迫力がいまいちで詰まんないと、こないだ、わざわざ遠い方の図書館まで出かけてドン・ジョヴァンニのDVDを借りてきました。ついに病膏肓である。(-_-;)

 きょうで観たのは二回目になるけど、何度見てもいい紋だ。(^_-)-☆こうしてみると、実際には、歌手、楽団、作曲家、台本作者☆だけじゃダメなんかなあ、などと素人なりに考えました。演出の巧拙、舞台装置だって、下手くそではやっぱり興を殺がれるだろうし…。

 あっしはこのオペラは全く初めてなので、悪党ジョヴァンニが石の騎士長を自邸に招待する場面でやる音楽に、フィガロの「もう飛ぶまいぞ、この蝶ちょ」が出てきて、一瞬耳を疑ったけれど、ネットサーフィンをしてみたら、ほんとうにドン・ジョヴァンニが宴席で「音楽だ!」と喚いたとたんにやる曲は、当時流行ったコーザ・ラーラや漁夫の歌のほか、モーツアルト自身が作曲した「フィガロ」もあると知って、ほんとうに驚きやした。(@_@;)

 しかし、こうして本を読み、さらにDVDをみれば、より理解が深まる感じですね。(^_-)-☆

☆ 堀口修氏に依れば『天才』ダ・ポンテはあの作を作る際、1787年2月ヴェネツィア初演のジョヴァンニ・ベルターティ(台本)を参考にしたと云うから、岡本真夜さんの「そのままの君でいて」ほどではないにしても、かなりの部分『頂いちゃった』のではないだろうか。同じ年の4月には台本はもう楽聖の手元にあったというから、たったふた月程で仕上げたことになる。これはちょっと早すぎはしないか。大体モーツァルトのほかにも、マルティーニ、サリエリと二人分の注文を抱えており、三者同時進行で作っていたと聞くと、余計信じられない。(@_@;)


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ※必須
文字色
書込暗証番号(必須 半角で7080を入力)
Eメール 公開または未記入   非公開
タイトル sage
URL
メッセージ  手動改行 強制改行 図表モード
画像File (←100kB程度まで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
プレビュー   

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
- 自分の投稿記事に返信(レス)が付いている場合は修正・削除をご遠慮ください -

処理 記事No 暗証キー