[No.622]
Re: 「ピノッキオ」は児童書ではない!
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/17(Sat) 15:50
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> 映画のあとは、ぜひ原作を読まれたし。
さっそく図書館から借りてきました。
この一年以内に読んだ記憶はあるのですが....
再度挑戦。
コッローディ作 杉浦明平訳: ピノッキオの冒険 岩波少年文庫
扉に以下のことが書いてありました。
カルロ・コッローディ(1826-1890)
イタリアのフィレンツェ市生まれ。
神学校に入学するが、自分に向いていないと気づき
20歳ころから物を書きはじめる。
イタリアの独立戦争に従軍して戦い
イタリア独立後は、役人になったり新聞記者になったり
しながら、子どものための本や教科書を書いた。
生涯、結婚しなかった。
「ピノッキオの冒険」は1881年から「子ども新聞」に
連載しはじめ、読者の要望に応えて、足かけ3年に
わたって書き継いだものである。
訳者あとがきでつぎのように述べている。
「ピノッキオの冒険」は約100年前に出た本だが
作者はほかにも子ども向きの本を数種類書いたのに
今ではほとんど誰にも読まれていない。
同じころ出たイタリアの児童文学のうちで
今なお愛読されているのは、「ピノッキオの冒険」と
デ・アミチスの「クオレ」くらいなものである。
しかもこの二つの作品はイタリアだけでなく、世界じゅうで
愛読されているといっても言いすぎではない。