[No.595]
あんパンは和食か
投稿者:男爵
投稿日:2014/04/25(Fri) 06:01
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あんパンは木村屋の創業者
茨城県出身の元士族・木村安兵衛が考案したものとされています。
パンは、幕末の韮山代官江川太郎左衛門が、西洋式軍隊育成のため西洋式兵糧を導入して製造されたものです。
江川太郎左衛門は韮山反射炉を築造した驚くほど開明的指導者で、「大菩薩峠」にも出てきます。
江川のパン製造法は水戸藩の武士たちにも伝えられ、それから木村安兵衛にも技術移転がなされたのではないかと推定する人がいます。
あるいは
明治政府が士族のためにパンづくりの講習会をしたところ、木村がそれを受講して
独自のあんパンの発明につながったと書いている本もあります。
木村屋のあんパンは、ヨーロッパ伝統のパン酵母の代わりに、日本の伝統の酒饅頭の日本酒酵母を使ったのがオリジナルな点。
ヨーロッパのパンには、あんパンとかジャムパンみたいなパンの中に何か入れるパンはほとんどないでしょう。
(ピロシキはどうだという声が聞こえて来そうです。シルクロードの食べ物では、ナンの中にひき肉を入れる食べ物もあります。いずれにせよパンの中に小豆あんこを入れるのは日本人独特の食べ物)
中国には肉まんはあっても、あんまんはほとんどない。(上海であんまんを食べたことが一度だけあるが、あれは日本からの逆輸入ではないか)