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[No.944] 93歳、現役 投稿者:男爵  投稿日:2015/08/06(Thu) 14:48
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93歳、現役、明晰に暮らす生活術

やはり女は強い。 でも日々の努力がある。

無理をしても自分のことは自分で。
  人に頼ると、だんだん体が動かなくなる。施設に入ったお年寄りを観察した人が発見。

外に出たらバリアだらけ。だから家の中はバリアフリーでなくていい。
  もっともだけど、少しはバリアフリーがあったほうがいいのでは。

いつまでも湧き続ける興味の泉。
 たとえば、収入にならずとも、これを研究しよう、勉強しよう。何か興味の対象をもとう。

野菜も私たちも気化熱で涼しい。
  余ったご飯は丼に移し、濡れ布巾をかけ蠅帳に。京都の打ち水。

襖や障子を外し風を通す。家の中の涼しい場所を探す。
  昔の日本家屋は夏向きだが、現代のマンションは必ずしもそうでない。

トイレットペーパーがなければティッシュで代用。
 キルギスのトイレにトイレットペーパーがなく、町で配られるサラ金のティッシュを利用していた人がいたが。トイレに流さずゴミ箱に。それなら昔流に新聞紙代用する?

大震災を経験した今こそ、欲望の整理ができるとき。
  あふれる物に囲まれた生活に慣れた若い人には無理みたいだが。

時には、なまけることも勧める著者は、長続きする生活のノウハウに詳しい。
  疲れたら寝て、残りは明日にする。タクシーをけちらず。

お付き合いは踏み込みすぎず、ほどよい距離感をたもつ。
  理想ですね。

http://www.amazon.co.jp/%E5%89%8D%E5%90%91%E3%81%8D%E3%80%82-93%E6%AD%B3%E3%80%81%E7%8F%BE%E5%BD%B9%E3%80%82%E6%98%8E%E6%99%B0%E3%81%AB%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%99%E5%90%89%E6%B2%A2%E4%B9%85%E5%AD%90%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B4%BB%E8%A1%93-%E5%90%89%E6%B2%A2-%E4%B9%85%E5%AD%90/dp/4838722966

亡き夫は文芸評論家の古谷綱武で、彼女に家を残してくれた。
彼は封建的フェニストで女が働くことに賛成してくれたが、家では何もしなかったという。
義弟はニュースキャスターの古谷綱正で、その息子つまり甥が後見人であり、彼女の講演などの出張の時に利用する駅のエスカレータやエレベータを事前に調査してくれる。
 エスカレータやエレベータのない駅は、その手前のある駅で降りてタクシーを利用するという。


[No.951] Re: 93歳、現役 投稿者:男爵  投稿日:2015/08/09(Sun) 05:55
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> 93歳、現役、明晰に暮らす生活術
>
> やはり女は強い。 でも日々の努力がある。
>
> 無理をしても自分のことは自分で。
>   人に頼ると、だんだん体が動かなくなる。施設に入ったお年寄りを観察した人が発見。

そういうわけで吉沢久子の本をまた読んでいます。

夫だった文芸評論家の古谷綱武は、実は離婚して
この吉沢久子と再婚した。

前妻との間に子どもがいたから、彼女は古谷との間に子どもをもたなかった。

離婚の経験があってから、古谷綱武は女性問題の講演や執筆がすくなくなったという。

おかしいのは
健康に気をつけている吉沢久子は、医師から
毎日体重を量るように言われるが
「はい」とだけ返事して、一度も体重を量ったことがないという。(笑)

いまメタボで話題のBMIであるが、人間には個人差があることで
統計から割り出したBMIにこだわる石頭(失礼)医師のアトバイスは
少なくとも吉沢久子にはあてはまらないのではないか。

たぶんBMIなら太めどころか、完全な肥満グループに入れられそうな彼女は
しかし、長寿で元気に仕事している。  文句あるかと言いたいのだろう。

ちょい太でも大丈夫という本を書いている鎌田實医師を思い出す。
 BMI標準より、少し多い方が統計的に長生きするそうです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%84%E5%A4%AA%E3%81%A7%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%B6%E2%80%95%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B3%E3%83%84-%E9%8E%8C%E7%94%B0-%E5%AF%A6/dp/4087813495


[No.953] よく食べる 投稿者:男爵  投稿日:2015/08/10(Mon) 06:46
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> そういうわけで吉沢久子の本をまた読んでいます。
>
> 夫だった文芸評論家の古谷綱武は、実は離婚して
> この吉沢久子と再婚した。

> おかしいのは
> 健康に気をつけている吉沢久子は、医師から
> 毎日体重を量るように言われるが
> 「はい」とだけ返事して、一度も体重を量ったことがないという。(笑)

子どものときから太っていたという吉沢は
いつも食欲があるという。
夏やせならぬ、夏太りというわけ。

夫が痛風になり食事制限をしたときは、彼女も努力して10キロやせた。

だが姑も夫も見送ってから一人となると
食べる楽しみを我慢するのはやめて
元のように食べ出すと体重も戻ったらしい。

それでも健康なのだから、それでいいのだ。

バカボンパパなら「これでいいのだ」。

長生き漫画家の水木しげるも
兵隊のときに大けがをして寝てばかりで、軍医も上官も仲間の兵隊もみな水木は死ぬと思ったらしい。

しかし、水木は食欲がずっとあって、何でも食べた。
ニューギニアの日本兵は飢えに悩まされたはずだが、彼のいた島では原住民がいて
水木だけは原住民と仲良くなり、何でも施されるものは食べたので元気になった。

原住民も他の日本兵は相手にしなかったが、水木にだけは親切に声をかけ
いつもかまってくれたから、日本兵達が食べ物に困ると
水木に原住民のところに行かせて、煙草などと交換で食料をもらってきたらしい。

要は、食べていれば人間死なないということ。
食べるくらいの元気がある人は生命力がある。
 逆に食べたくなくなったら要注意。


[No.958] 対談 投稿者:男爵  投稿日:2015/08/13(Thu) 07:32
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> > そういうわけで吉沢久子の本をまた読んでいます。

今度は対談です。

吉沢 久子・上坂 冬子:「年をとる楽しみ」
http://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B4%E3%82%92%E3%81%A8%E3%82%8B%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E2%80%95%E3%81%BE%E3%81%81%E3%82%8B%E3%81%8F%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%83%88%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%83%E3%81%A6%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B-%E5%90%89%E6%B2%A2-%E4%B9%85%E5%AD%90/dp/4860290100

年上の吉沢は自分で料理して食べる。
吉沢より若い上坂は料理嫌いで外食とかコンビニ弁当。

夫と姑のためにずっと料理して、一人になったらやれやれと
しばらく何もしなかったが、外食で会席料理に
好きな柿とこんにゃくの白和えが出てきたが
もっと食べたくてもあきらめるしかない。

それで帰ってから自分で作って心ゆくまで食べた。
それから自分で作るようになった。

今までは人のために作ってきたが、これからは自分のために作ろう。
残りの人生をおいしいものを食べて楽しもう。

ライシャワー駐日大使が大使をやめてからアメリカに帰り、夫はハーバード大学教授となったが
妻は暇となり軽いノイローゼになった。

夫から日本人留学生が安い部屋を探すのを手伝うよう頼まれた。
ライシャワーの妻は日本人だから日本語はできる。大使夫人だったから英語も上手。
そういうわけで安い部屋は見つかったが、安い部屋は汚れているので、壁紙を買ってきて貼り替えたり、水回りの手入れをしたりと
やることが多かった。

評判を聞きつけて、ライシャワー夫人に部屋探しを頼みに来る日本人があとをたたなかった。
そんな世話を続けているうちに、すっかり元気になったという。

人間は何もしないでいると衰えてくる。
ボランティアでも、趣味でも、何でもいいから体を動かし頭を使うことは、自分の健康のためにも大切。

坪田譲治が結婚披露宴のスピーチで「望みは小さく」と話したのに感動した吉沢。
吉沢からその話を聞いて「望みは大きく」のほうが成功すると反論した上坂。

大きすぎる目標だと、たいてい失敗して挫折感が残る。
実現可能な目標がいいのだ。
しかし、人間には欲があるし、自分自身に対する期待感もある。

若い人のたてる計画は大きくて、たいてい失敗する。(よほど能力がありチャンスにめぐまれた人は成功するが)

挫折感を味わうより、小さな目標で、毎日満足している方が
楽しくて幸せなのだが、それがわかるようになるには
年齢と経験が必要だ。


[No.959] 人生相談 投稿者:男爵  投稿日:2015/08/19(Wed) 05:26
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> > > そういうわけで吉沢久子の本をまた読んでいます。

樋口 恵子 (著)
  おひとりシニアのよろず人生相談 (ゆうゆうBOOKS)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%88%E3%82%8D%E3%81%9A%E4%BA%BA%E7%94%9F%E7%9B%B8%E8%AB%87-%E3%82%86%E3%81%86%E3%82%86%E3%81%86BOOKS-%E6%A8%8B%E5%8F%A3-%E6%81%B5%E5%AD%90/dp/4072903701

この本は以前に読んだのですが
この本の著者の 樋口恵子と吉沢久子を混同していたようです。

同じ人だと勝手に思っていたが、別人でした。

S 気の合わない夫と思い切って離婚したい。でも、自分ひとりで生きていけるか心配です。
A 離婚後の妻の年金は分割制度の実施で以前よりも少し増えました。それでも経済的には厳しいはず。

S 私が周囲の悪口を言っていたと言いふらすご近所の女性に手を焼いています。
A 逃げ場のないご近所トラブルはやっかい、。できるだけ顔を合わせないように。そして、”防衛”も大事です。

S 92歳の父親を引き取ったら、世話が大変で大変で、このままでは私の心も体も、もたない気がします。
A 資格を生かして外で働く工夫も。そうしないと煮つまって、佃煮になってしまいますよ。

S 毎日ひとりでいる時間がほとんど。”孤独死”も人ごとではありません。
A 「孤独死」を避けたいならば、日頃から「孤独人生」にならないような人間関係をつくってください。


最後の相談の回答で、クラーク博士の言葉の補足をしています。

ボーイズ。 ビー アンビシャス
 このあとに
ライク ティス オールドマン
と続いたのだったそうです。

「青年よ、この老いた私のように
大志を抱け」
というわけです。

なにしろ、クラーク博士は
はるばる日本の、それも新開地の札幌まで来たのですから
そして、手応えを感じてアメリカに帰っていった。

その後、いろいろあったクラーク博士の人生で
最後に、札幌時代が一番よかった(充実した時代だった)
と言って息を引き取ったと聞いています。 


[No.960] 午後咲く花 投稿者:男爵  投稿日:2015/08/24(Mon) 19:47
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> > > > そういうわけで吉沢久子の本をまた読んでいます。

つぎはこちら

樋口 恵子 (著)
   午後咲く花 ―すてきに、不敵に 2001
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%88%E5%BE%8C%E5%92%B2%E3%81%8F%E8%8A%B1%E2%80%95%E3%81%99%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%80%81%E4%B8%8D%E6%95%B5%E3%81%AB-%E6%A8%8B%E5%8F%A3-%E6%81%B5%E5%AD%90/dp/4579303903

結婚しても独身でも、女は最後は一人になる期間が長い。
どうやって生きのびて楽しく余生を送るか。

目次をひろってもわかりやすい。
 夫の家事能力開発は必須
 結婚というパーティの中締め (パーティの中締めのように、長年続いた夫婦の結婚生活も自由解散あり) (夫が妻の心に配慮が足りないと)
 うれしい、くやしい、介護表彰 (役所の高齢者対策の不備を嫁の介護におしつけて)
 病気見舞いは、何にましてもむずかしい。


本筋から離れた話ですが面白かったのは
著者たちが、「高齢社会をよくする女性の会」などの集まりを開くとき
会場となるホテルの料理について、その量が十分でないと困るということ。、

とにかくよく食べるため、料理が足りないと
あっという間になくなってしまう。 開始して10分たたないうちに食べるものがなくなったことがある、。

その早きこと風のごとし。
会場は満員のわりに静かで林のごとし。
むさぼり喰うこと火のごとし。
料理の前を動かざること山のごとし。
  法林火山とは、もしかしたら、五十代女性のパーティを形容したもの?

 (男性は食べ物より飲み物)


[No.961] Re: 午後咲く花 投稿者:yuki  投稿日:2015/08/24(Mon) 23:30
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Re: 午後咲く花
画像サイズ: 800×600 (36kB)
男爵さんこんばんは、yukiです。

>    午後咲く花 ―すてきに、不敵に 2001

本の話ではありません、花の話です。

午後咲く花です。

午後に咲くので、午時花(ごじか)と言うそうです。


[No.962] Re: 午後咲く花 投稿者:男爵  投稿日:2015/08/25(Tue) 10:06
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yukiさん   こんにちは。

> >    午後咲く花 ―すてきに、不敵に 2001

「午後咲く花」で検索すると、花が出てきますね。


> 午後に咲くので、午時花(ごじか)と言うそうです。

美しい花をありがとうございます。