[No.2867]
Re: 翻訳のむずかしさ
投稿者:
投稿日:2006/09/24(Sun) 16:40
[関連記事] |
ぷわら さん、こんにちは。おひさしぶりです。
> 先日、ローマ法王がイスラム教のことで失言しました。
> そのあと、すぐに、そして何度も謝罪しています。
> I'm so sorry とか deeply sorry とか。
> それを、日本の新聞は「深い遺憾」とか「大変残念に思う」と報道していました。
> (産経だけは、「大変申し訳ない」と訳していました。)
>
> それで、日本の掲示板に、「エライ人は、失言しても、ひとごとのように遺憾、ですむんだからいいよな」みたいなことが書いてありました。
> それも、何件もおなじような感想が。
いろいろ難しいことは、普通人より毛が三本足りないモン次郎のことゆえ、分かりませぬが、あちらの政治漫画を見る限りでは、やはり新教皇にも若干の紋題があったのでは、と考えています。
最初の漫画では、教皇らしき人物が教皇庁らしき建物の窓から、群集に呼びかけています。通常は「親愛なる信徒たちよ、」となるところが「親愛なる不信心者たちよ、」となっています。それから一週間ほど経った二回目のでは、定例のアンジェラスの祈りの日の説教で、窓から呼びかける教皇の言葉が、文字化けしたように、言語明瞭意味不鮮明なのを憂慮した、側近の枢機卿達が脇で「誤解を招かないようにやるには、やっぱアラビア語でやるしかないんじゃないかね」などと囁きあっている図柄になっています。
これは、先代のヨハネパウロ二世の、驚嘆すべきマルチリンがル振りを思い出させます。ま、あの方は特別なんでしょうが、ベネデット新教皇が、演説中にイスラームの開祖、ムハンマドの名を出したのは、チョッと迂闊だったのではないでしょうかね。また、自身ですぐ対応せず、教皇庁を通じ間接的に謝罪したのもまずい対応だと思います。
月曜日(九月二十五日)、教皇がローマ近郊20KMほどのところにあるカステル・ガンドルフオ(教皇の夏の離宮)で、イスラム関係者と会合を持つということなので、そこでどんな話し合いがおこなわれるのか、また拗れた関係が修復できるのか、あっしは小さいまなこで注目しています。 でわでわ。