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絵日記による学童疎開600日の記録 (4)

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えー

通常 絵日記による学童疎開600日の記録 (4)

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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2005/10/15 10:27
えー  新米 居住地: 岐阜  投稿数: 5
 面 会 の 写 真

 面会日には生徒に衛兵の役を与えた。
 衛兵は面会者の名前を本部に報告に行く。
 *衛兵
 警備・取締りのために配置・巡回させる兵。守衛・護衛の兵・番兵。

 疎開学園の看板の前に
 衛兵がいるところ






―――――――――――――――――――――――――――――

 面会日に当たらない学年は非常に寂しそうであり、また面会日であっても親が帰ったあとの子どもたちは尚いっそうつらいような様子が見えたので、先生方は紙芝居をするなどして子どもたちの気がまぎれるような工夫をした。

 先生が紙芝居を






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 面会日は1ヶ月に2回、隔週ごとに1年置き、6年と4年、5年と3年というような括りで実施されました。面会には原則として、食物を持って来てはいけない規則でしたが,しかし親はどうしても我が子に食べ物を持って来てこっそりと食べさせる為、翌日は下痢の続出でした。

 先生としても、ある学年の子はお腹いっぱい食べ、ある学年の子はそれをうらやましくながめているのは不公平だからということで、そのような決まりで規律を保たなくてはならなかた・・・私達も いまになってみれば理解できることです。

 ある学年の親は一計を考え出し、疎開児童全員に渡せる数の食べ物を持ってくれば良いだろうということで、当時配給だったパンの食券を人数分かき集め(親戚や近所の人に頼んだりして大変な思いをして集めたそうです)何人かでリュックで背負って疎開学園にたどりついたもの先生に絶対に受け取れないと断られ、泣く泣く又持ち帰った というはなしもあります。

 疎開はとにかく、空腹・帰りたい・かゆい(蚤・虱)・寒い・が原体験として私達の世代のトラウマになっているのです。

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