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Re:ギコギコという音は生活のリズム(岡部の)

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kousei2

通常 Re:ギコギコという音は生活のリズム(岡部の)

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depth:
3
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/2/15 0:33
kousei2  長老   投稿数: 250
マーチャン、こんにちは。

 引用:
あれって、いったいどんなメカニズムなのでしょうか。
教えてくださいませ。

 原理は「負圧(大気圧より低い)」を利用したものだと思います。
 メカニズムはギコギコと音の出る個所が支点になったレバーの先に
 シャフトにつながったピストンがあります。このピストンはポンプの
 胴体(シリンダー)の内壁をパッキングを介して上下運動をします。
 このピストンの上下運動はレバーハンドルが上がると下に沈みレバー
 ハンドルを押し下げると上がる・・所謂《いわゆる》テコの原理を利用しています。
 
 このピストンには「弁(バルブ)」があり、ピストンが上がる時に閉ま
 る構造になっています。

 ポンプ胴体の下部には井戸の水面以下に挿し込まれた「管(パイプ)」
 につながっています。この「管(パイプ)」の内径は、ポンプ胴体の
 内径より細く出来ていますので、ピストンの上下移動距離から算出
 される容積(直径x距離)とパイプの中の容積とが等しくなることから
 パイプの中で吸い上げられる水面の移動距離が、ピストンの上下移動
 距離より大きくなるように考えられています。(パスカルの法則)

 先ずレバーハンドルを上げるとピストンの外周やバルブの隙間《すきま》から下
 の空気が上に追い出されます。そしてレバーハンドルを勢いよく押し
 下げるとバルブが閉まりピストンは上方に引き上げられます。その時
 パイプの中が負圧になり水が吸い上げられることになり、水がポンプ
 の出口から勢いよくほとばしり出る・・これを連続してレバーハンド
 ルを動かせば水がどんどん出てくるということになります。

 誘い水の原理は、長いことポンプを使わない時など、ピストンの外周
 部とポンプ胴体の内周部との隙間やバルブの隙間から空気がピストン
 より下側に入り込み、パイプ内部の水面が井戸の水面と同レベルにな
 ってしまいますと、いくらポンプのレバーハンドル上下にを動かして
 もパイプの中の空気を追い出すことが出来ずに水が出て来ません。

 そこで、ポンプの上からどんどん水を流し込みながらレバーハンドル
 を動かしているとパイプの中が水に置き換えられて空気がなくなると
 その水がポンプから吐き出されます。空気層がなくなると大気圧の作
 用がなくなり負圧が働いて水はどんどん出て来るようになります。こ
 れが、誘い水の原理です。

 以上ですが、お分り戴け《いただけ》たでしょうか?

                     岡部の

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