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井戸ポンプ (マーチャン) <英訳あり>

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/2/14 18:08
kousei  管理人   投稿数: 4
  
おはようございます

 皆様は、井戸のポンプを覚えていらっしゃいますか。
 私は、井戸というとあの音を連想します。
 井戸端《いどばた》から「ギコギコ」という音が聞こえるときは、母が井戸端にいるときでした。たいていは洗濯です。
 私もポンプを押すのを手伝いました。
 ポンプ押しは、結構、体力がいるのですね。

 寒いときも、井戸水は比較的暖かかったのを記憶しています。

  マーチャン

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/15 0:26
kousei2  長老   投稿数: 250
マーチャン、こんにちは

 引用:
私もポンプを押すのを手伝いました。
 ポンプ押しは、結構、体力がいるのですね。

 ホント、ホント。我が家のポンプは割りと高い位置にありましたから
 幼い私がぶら下がってもレバーが降りて来ない。(;_;)

 それとポンプを長いこと使っていないとレバーを押せども水が出て
 来ない。その時は慌てず水が出てくるまで、上から水を流し込むと
 その内に水が・・これが正真正銘「誘い水」の語源なんですね。
 体験的学習でした。

                  =岡部の=
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/15 0:28
kousei2  長老   投稿数: 250
私の家に井戸はありませんでしたが、夏休みにおばあちゃんのところへ
いくと、台所の土間《どま=家の中で床を張らず土のままになっている所》の真中につるべ井戸、家のそとにポンプ井戸がありました。
井戸水は夏は冷たくて、冷蔵庫の代わりにもなったのですね。私達が着く頃には、井戸水で冷やした大きな西瓜やマクワ瓜が待っていました。

おばあちゃんちでは、五右衛門風呂《ごえもんぶろ=湯桶の下にかまどがついている》に井戸水をバケツで運んでお風呂を沸かしていました。お風呂ひとつをとっても、昔の家事労働は大変でしたね。
水はタダでも汲む労力が大変で、とても「湯水のように」使うわけにはいかなかったでしょうね。

          かれい
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/15 0:29
kousei2  長老   投稿数: 250
私の家には井戸はなかったのですが、近くに共同ポンプがありまして、
断水の時には子供達もバケツを持って水くみを手伝いました。
少し入れて運べばいいものを、欲張って、いっぱい入れて、半分位こぼし
ながら運んだことを思い出します。

水の必要な時間には近所の主婦が集まるので、そこでお喋り《おしゃべり》が始まる。
井戸端はずっと昔から情報交換の場だったのですね。

          かれい
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/15 0:30
kousei2  長老   投稿数: 250
かれいさん

引用:
水の必要な時間には近所の主婦が集まるので、そこでお喋りが始まる。
井戸端はずっと昔から情報交換の場だったのですね。

 そうでした。共同井戸というのがありましたね。
 農村では、一緒に大根などを洗って漬物の準備をしたりしました。

 井戸端会議も盛んでしたね。
 悪口も多かったですが、漬物のノウハウの交換など有益な情報交換の場でもあったのですね

          マーチャン
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/2/15 0:31
kousei2  長老   投稿数: 250
かれいさん

引用:
頃には、井戸水で冷やした大きな西瓜やマクワ瓜が待っていました。

 井戸水で冷やすと、冷蔵庫のように冷えすぎるということがありませんでしたね。ほどほどに冷えて。

引用:
水はタダでも汲む労力が大変で、とても「湯水のように」使うわけにはい
かなかったでしょうね。

 はい。ですから、洗濯も、今のように「着たから洗う」のではなく「汚れたから洗う」程度でしたね。

          マーチャン
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/2/15 0:32
kousei2  長老   投稿数: 250
岡部のさん

引用:
 それとポンプを長いこと使っていないとレバーを押せども水が出て
 来ない。その時は慌てず水が出てくるまで、上から水を流し込むと
 その内に水が・・これが正真正銘「誘い水」の語源なんですね。

 あれって、いったいどんなメカニズムなのでしょうか。
 教えてくださいませ。

             メカに弱い   マーチャンより
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/2/15 0:33
kousei2  長老   投稿数: 250
マーチャン、こんにちは。

 引用:
あれって、いったいどんなメカニズムなのでしょうか。
教えてくださいませ。

 原理は「負圧(大気圧より低い)」を利用したものだと思います。
 メカニズムはギコギコと音の出る個所が支点になったレバーの先に
 シャフトにつながったピストンがあります。このピストンはポンプの
 胴体(シリンダー)の内壁をパッキングを介して上下運動をします。
 このピストンの上下運動はレバーハンドルが上がると下に沈みレバー
 ハンドルを押し下げると上がる・・所謂《いわゆる》テコの原理を利用しています。
 
 このピストンには「弁(バルブ)」があり、ピストンが上がる時に閉ま
 る構造になっています。

 ポンプ胴体の下部には井戸の水面以下に挿し込まれた「管(パイプ)」
 につながっています。この「管(パイプ)」の内径は、ポンプ胴体の
 内径より細く出来ていますので、ピストンの上下移動距離から算出
 される容積(直径x距離)とパイプの中の容積とが等しくなることから
 パイプの中で吸い上げられる水面の移動距離が、ピストンの上下移動
 距離より大きくなるように考えられています。(パスカルの法則)

 先ずレバーハンドルを上げるとピストンの外周やバルブの隙間《すきま》から下
 の空気が上に追い出されます。そしてレバーハンドルを勢いよく押し
 下げるとバルブが閉まりピストンは上方に引き上げられます。その時
 パイプの中が負圧になり水が吸い上げられることになり、水がポンプ
 の出口から勢いよくほとばしり出る・・これを連続してレバーハンド
 ルを動かせば水がどんどん出てくるということになります。

 誘い水の原理は、長いことポンプを使わない時など、ピストンの外周
 部とポンプ胴体の内周部との隙間やバルブの隙間から空気がピストン
 より下側に入り込み、パイプ内部の水面が井戸の水面と同レベルにな
 ってしまいますと、いくらポンプのレバーハンドル上下にを動かして
 もパイプの中の空気を追い出すことが出来ずに水が出て来ません。

 そこで、ポンプの上からどんどん水を流し込みながらレバーハンドル
 を動かしているとパイプの中が水に置き換えられて空気がなくなると
 その水がポンプから吐き出されます。空気層がなくなると大気圧の作
 用がなくなり負圧が働いて水はどんどん出て来るようになります。こ
 れが、誘い水の原理です。

 以上ですが、お分り戴け《いただけ》たでしょうか?

                     岡部の
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/15 0:34
kousei2  長老   投稿数: 250
岡部のさん

 引用:
以上ですが、お分り戴けたでしょうか?

 ウッファア。難しいっ。すごいことですね。
 それにしても、昔の人は、これを「経験的事実」として利用していたわけですね。小学生というより、中学生の理科の時間用ですね。
 こういう仕組みを「アニメ化」して記録しておけば、後世の子どもの役に立ちそうですね。

 ありがとうございました。

             マーチャン
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/3/14 8:02
らごら  常連 居住地: 横須賀市  投稿数: 46
マーチャンさん

 朝鮮から引き揚げてきて、市川市《千葉県》八幡に住んだときこれがあって、近所の人が共同で使っていました。
井戸水は水道水と違ってカルキが入っていないから旨いと父が云っていましたが、卵の腐ったような匂いがしてげっぷが出たりで、僕は嫌いでした。
住宅が建て込んでいない田舎の井戸水は美味しいのでしょうね。

らごら
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