続 表参道が燃えた日 (抜粋)
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- 続 表参道が燃えた日 (抜粋) 付録10 (編集者, 2011/10/25 6:43)
- 続 表参道が燃えた日 (抜粋) 付録11 (編集者, 2011/10/26 7:07)
- 続 表参道が燃えた日 (抜粋) 付録12 (編集者, 2011/10/27 7:55)
- 続 表参道が燃えた日 (抜粋) 付録13 (編集者, 2011/10/28 7:26)
- 続 表参道が燃えた日 (抜粋) 付録14 (編集者, 2011/10/29 6:57)
- 続 表参道が燃えた日 (抜粋) 編集後記 (編集者, 2011/10/30 7:04)
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略年表(昭和11年~20年)その1
昭和11(1936) 2・26 皇道派青年将校らによるクーデター(2・26事件)
昭和12(1937) 6.4 近衛文麿内閣発足
7.7 盧溝橋で衝突、日中戦争始まる
12.13 日本軍、南京占領
昭和13(1938) 4.1 国家総動員法公布
10.27 日本軍、武漢を占領
昭和14(1939) 5.12 ノモンハン事件起こる
8.28 独ソ不可侵条約締結
9. 1 独軍ポーランド侵入、第二次世界大戦始まる
昭和15(1940) 6.22 フランス、ドイツに降伏
8.1 近衛内閣、「大東亜共栄圏」を唱える
9.27 日独伊三国同盟条約調印
10.12 大政翼賛会発会
昭和16(1941) 4.13 日ソ中立条約成立
4.16 米、日米了解案を提示(日米交渉開始)
7.28 日本軍、南部仏印に進駐
8. 1 米、日本への石油輸出を禁止
10.18 東条英機内閣成立
11.22 国民勤労報国協力令公布
11.26 米ハル長官、日本の最終案を拒否し、新提案
12. 8 日本軍真珠湾を奇襲、太平洋戦争始まる。
日本軍、マレー半島進攻、米英蘭に宣戦
昭和17(1942) 1.2 日本軍マニラ占領
1.9 学徒勤労動員始まる
2.15 日本軍、シンガポールを占領
3.8 日本軍、ラングーンを占領
4.18 米軍機、東京・名古屋・神戸などを初空襲
6.4 ミッドウェー海戦で日本軍大損害(~7)
8.7 米軍ガダルカナル島に上陸開始
昭和18(1943) 2.1 日本軍ガダルカナル島撤退開始
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昭和18(1943) つづき
4. 13 山本五十六連合艦隊司令長官戦死
5. 29 アッツ島の日本守備隊玉砕
9. 8 イタリア無条件降伏
10. 21 神宮外苑で出陣学徒壮行会
昭和19(1944)
6. 6 連合軍ノルマンディーに上陸
6. 19 マリアナ沖海戦で日本制海権を失う
7. 18 サイパン陥落。東条内閣総辞職
7. 22 小磯・米内協力内閣成立
8. 3 テニアン島の守備隊玉砕
8. 11 グアム島の守備隊玉砕
10. 23 レイテ沖海戦、「武蔵」はじめ多くの艦船を失う
10 26 フィリピン沖海戦で神風特攻隊、初出撃
11. 24 B29東京への本格的空襲始まる
昭和20(1945)
2. 4 米英ソ、ヤルタ会談(~11日)対日処理を協定
3. 10 B29東京下町を大空襲
3. 22 硫黄島守備隊、1か月の死闘の末玉砕
4. 1 米軍、沖縄本島に上陸開始
4. 5 小磯内閣総辞職、鈴木貫太郎内閣となる
5. 7 ドイツ、連合国に無条件降伏
5. 25 東京山の手大空襲。東京区部の大半が焦土化
6. 6 天皇臨席の最高戦争指導会議、本土決戦方針決定
6. 11 国民義勇兵役法成立。義勇隊結成のため大政翼賛会
その傘下団体および大日本婦人会解散
6. 23 沖縄守備軍全滅
7. 17 米英ソ、戦後処理についてポツダム会談(~8.2)
7. 26 米英ソ華、ポツダム宣言を発表
8. 6 米空軍、広島に原子爆弾投下
8. 9 米空軍、長崎に原子爆弾投下。ソ連対日参戦、満州に侵入
8. 14 日本、ポツダム宣言を受諾
8. 15 天皇、終戦の詔勅放送。鈴木内閣総辞職
9. 2 ミズーリ艦上で降伏文書調印
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参考資料
「東京大空襲・戦災誌」第一~第五巻「東京大空襲・戦災誌」編集委員全編(一九七五)同委員会
「東京都戦災誌」(復刻版)東京都編集(二〇〇五)明元社
「東京大空襲の記録」東京空襲を記録する会(八刷一九九五)三省堂
「日本の空襲」一~十補巻(資料篇)日本の空襲編集委員会(一九八一)三省堂
「図説 東京大空襲」早乙女勝元(二刷二〇〇七)河出書房新社
「新版東京を爆撃せよ」-米軍作戦任務報告書は語る-奥住喜重・早乙女勝元(二〇〇七)三省堂
「戦災挟死者改葬事業始末記」関係者座談会 東京都慰霊協会(昭和五十七)非売品
「新修 港区史」 (昭和五十四)港区
「写された港区一~四、抄」(一九八一~一九九三)港区立みなと図書館
「港区史跡散歩」俵元昭(昭和五十三)学生社
「港区の歴史」東京ふるさと文庫 俵元昭(昭和五十四)名著出版
「新修 渋谷区史 下巻」 (昭和四十一)渋谷区
「渋谷区の歴史」東京ふるさと文庫 林陸郎ほか(昭和五十三)名著出版
「渋谷区史跡散歩」東京史跡ガイド 佐藤昇(一九九二)学生社
「語りつぐ平和の願い」新宿区平和都市宣言五周年記念誌(一九九二)新宿区
「戦災の跡をたずねてー東京を歩く」長崎誠三(一九九八)アグネ技術センター
「明治神官戦後復興の軌跡」 (平成二十)明治神官社務所
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編集後記
六十五年も経ってからの戦災体験記づくりに疑問を呈するかたがおられます。けれども六十五年経ったからこそ語れるかたもおられるし、それでもまだ語れないかたもおられます。記憶も薄れてきましたけれども、決して忘れることのできない強烈な記憶があります。戦災の記憶を記録にしたいと、昨秋、「表参道が燃えた日」の続編の企画をたてました。
次から次へと執筆して下さるかたが増え、字数制限をしたことが申訳ないようにあれもこれも書き残したいということで、完成が遅れましたがいい体験集ができました。
付録に「五月二十五日の空襲について」と「仮埋葬」についての資料を加えました。五月二十五日の空襲がどの範囲のものだったのかご存じないかたが多いことと、また、未だに行方不明になった家族や知人を案じておられるかたのために参考資料としました。
どこの国と戦争をしたか知らない、華やかな表参道に死体がいっぱいだったなんて「ウッソー」と思われる若い人たちにぜひ読んでいただきたい、再び愚かな殺戦の戦争を繰り返さないために、と思います。
三月十一日、東日本に末曽有の震災が発生しました。津波が去った荒涼とした光景は戦災で灰燼となった光景と重なります。震災は天災、戦災は人間がおこしたものです。天災も 「想定外」といわず、ある程度人間が防御できるものですし、ましてや戦災は人間が克服できるものと信じます。
終わりに、穂積和夫様には今回も挿絵を描いていただいたことを感謝いたします。また、戦時中の貴重な写真を提供いただいたかたがたにお礼を申し上げます。
編集委員会は児玉昭太郎氏が病没し、榎本新一氏が高齢のため勇退されましたので、泉宏氏に新たに加わっていただきました。
二〇一一年五月
「表参道が燃えた日」 編集委員会
編集委員 (五十音順) 泉 宏
谷 美和子
長崎美代子
比留間相子
増間 加代