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Re: トンボをとる

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悠遊館21

通常 Re: トンボをとる

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/7/3 11:43
悠遊館21  新米   投稿数: 10
紫竹のさん みなさん こんにちは

とんぼ、よく捕りに行きました。
私も1、3、4は経験があります。3と4は難しかったです。

これらに加えて、友釣り《ともづり》みたいな方法でやんまを捕っていました。

①まずは網で囮《おとり》のやんまを捕《と》ります。
できれば雌(ギンヤンマは胸の部分が緑だと雌、《めす》青いのは雄《おす》だと思っていました)、
稲に止まっているのやら、田圃《たんぼ》の上を飛んでいるのを狙《ねら》いますが、これがうまくいけば後は楽々。

②棒の先に1メートルほどの糸をつけて、その糸の先に捕ったやんまの胸の部分を結びつけます。

③その棒を頭の上で回すと、田圃の上を周回している雄がやってきて囮《おとり》に絡《から》みつくのです。
棒を下ろすと絡まった2匹もばたばたと地面に落ちますから、網をかければそれまで。
網がなくても手でゆっくり押さえられます。おもしろいように捕れました。
やんまにはやんまの手触《てざわ》りがあ って、それは嬉しかったものです。
かごに獲物、棒の先で飛ぶやんまを連れて帰る道は充足感にあふれていました。

棒に結ぶのを雄にしても、確率は落ちるもののやはり成功していました。

④棒を回して雄を呼ぶ時、「どっかん、やっほー」とかけ声をかけていまいた。
この辺だけのことでしょうね。当時の尼崎には、夏、見渡す限り青々とした田圃が広がっていました。
今ではもうこのやり方でトンボを捕る子も見かけなくなりました。

加賀の千代女「トンボつり今日はどこまで行ったやら」という句を母が教えてくれたのは、
昆虫を追いかけて夕方まで外を駆《か》け回っていた夏のことだったでしょうか。

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