火鉢
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投稿日時 2004/11/20 21:08
マーチャン
居住地: 宇宙
投稿数: 358
冬が近づくと茶の間の火鉢を思い出します。
1955年ごろまでは、どこのお宅でも使っておられたのではないでしょうか。
瀬戸物の火鉢には灰が入っていて、その上で炭火がおこっていて、炭火の上には五徳《ごとく 注》が乗っていました。
五徳の上では、鉄瓶《てつびん》からシュンシュンと湯気が上がっていました。
いつも、お湯が沸いているということは、いつもお茶が飲めることでした。「電気湯沸かし器」と同じですね。
そして、真冬の乾燥期には「加湿器」の役目もしていたのですね。
五徳の上に丸い餅網をのせてお餅を焼いたり、お餅を薄く切ったものを乾燥させたかき餅を焼いたりしたこともありました。
火加減は、炭火に灰をたくさんかぶせたり、灰をよけて炭火を露出させたりして調節していました。早朝寒い時期には、カンカン炭火をおこし、昼間の暖かい時間帯は、ほとんど灰をかぶせていました。
灰をかぶせるには、灰かき(灰ならし)と火箸を使います。
冬の茶の間には、なくてはならない存在でした。
手あぶりにはいいのですが、欠点は、足許が寒いことです。
※炭火などの上におき、鉄瓶などをかける三脚または四脚の輪型の器具
1955年ごろまでは、どこのお宅でも使っておられたのではないでしょうか。
瀬戸物の火鉢には灰が入っていて、その上で炭火がおこっていて、炭火の上には五徳《ごとく 注》が乗っていました。
五徳の上では、鉄瓶《てつびん》からシュンシュンと湯気が上がっていました。
いつも、お湯が沸いているということは、いつもお茶が飲めることでした。「電気湯沸かし器」と同じですね。
そして、真冬の乾燥期には「加湿器」の役目もしていたのですね。
五徳の上に丸い餅網をのせてお餅を焼いたり、お餅を薄く切ったものを乾燥させたかき餅を焼いたりしたこともありました。
火加減は、炭火に灰をたくさんかぶせたり、灰をよけて炭火を露出させたりして調節していました。早朝寒い時期には、カンカン炭火をおこし、昼間の暖かい時間帯は、ほとんど灰をかぶせていました。
灰をかぶせるには、灰かき(灰ならし)と火箸を使います。
冬の茶の間には、なくてはならない存在でした。
手あぶりにはいいのですが、欠点は、足許が寒いことです。
※炭火などの上におき、鉄瓶などをかける三脚または四脚の輪型の器具
ハム
居住地: 岡山県
投稿数: 18
マーチャンのおっしゃるとおり、火鉢は暖房器具だけにとどまらず、色んな用途に使われていた。
灰をかけて火加減を調節するなどは、まさに先人の生活の知恵だといえる。
ところで、火鉢の材質にも色々あった。
このように、外側が木製で、灰や炭を入れる部分は銅板で作られたものもあった。これだと、手を温める時に火鉢の縁に触れても熱い思いをしなくてもよかった。
ここに掲載した写真の火鉢は、小さいものだけれど、これよりもっと大きくて引き出しなどがついたものもあった。
また、大木の根っこの部分をくりぬいて、やはり銅板を張って火鉢にしたものもあった。
実用性と共に、装飾性も兼ね備えていたのである。
ところで、私の住んでいる所は備前《=岡山県の南東部》に近いので、父親は備前焼の火鉢を使っていた。
火鉢にも地域性を見て取ることができる。
灰をかけて火加減を調節するなどは、まさに先人の生活の知恵だといえる。
ところで、火鉢の材質にも色々あった。
このように、外側が木製で、灰や炭を入れる部分は銅板で作られたものもあった。これだと、手を温める時に火鉢の縁に触れても熱い思いをしなくてもよかった。
ここに掲載した写真の火鉢は、小さいものだけれど、これよりもっと大きくて引き出しなどがついたものもあった。
また、大木の根っこの部分をくりぬいて、やはり銅板を張って火鉢にしたものもあった。
実用性と共に、装飾性も兼ね備えていたのである。
ところで、私の住んでいる所は備前《=岡山県の南東部》に近いので、父親は備前焼の火鉢を使っていた。
火鉢にも地域性を見て取ることができる。
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ハム(把夢)
としつる
居住地: 東京
投稿数: 31
マーチャン、ハムさん今日は
懐かしい茶の間での火鉢、懐かしいその昔を思い出させて頂きました。
引用:何故か何時でも祖父か祖母がこの傍に坐り、キセルで刻みタバコを吸うていました。時に居眠りをしていたような姿も眼に浮かびます。
引用: ですから外から戻った時など老生男の勝手で火鉢に跨《またが》る積りで近付き、暖を採るべく手を翳したものですからキセルで「その格好は・・・・・」などと叩《たた》かれたものです。
誰も居なければ足を翳《かざ》し、手足を擦った記憶もございます。
今ではそれが電気ストーブやオイルヒーターに代わって便利ですが、直ぐには間に合わずいらいらしながら温まるのを待ち侘びています。
04.11.29AM;としつる
懐かしい茶の間での火鉢、懐かしいその昔を思い出させて頂きました。
引用:
瀬戸物の火鉢には灰が入っていて、その上で炭火がおこっていて、炭火の上には五徳が乗っていました。
五徳の上では、鉄瓶からシュンシュンと湯気が上がっていました。
いつも、お湯が沸いているということは、いつもお茶が飲めることでした。「電気湯沸かし器」と同じですね。
引用:
冬の茶の間には、なくてはならない存在でした。
手あぶりにはいいのですが、欠点は、足許が寒いことです。
誰も居なければ足を翳《かざ》し、手足を擦った記憶もございます。
今ではそれが電気ストーブやオイルヒーターに代わって便利ですが、直ぐには間に合わずいらいらしながら温まるのを待ち侘びています。
04.11.29AM;としつる
Pan
居住地: 大阪府
投稿数: 59
ハム さん、マーチャンさん、こんにちは。
引用:
こんな小さな木製の火鉢もあります。 野外に放りだして置いたら割れてしまいました。虫が穴だらけにしています。
桐の木を刳《く》り抜いたもので金属の内張はありません。火鉢の内径が約18センチでした。
こんな小さな火鉢は何に使ったのでしょうか?
桐は燃えにくいと聞きますが、それにしても大丈夫かと気になりますね。 火鉢の内側の上の方は真っ黒に焦げていますが、それ以上に火が侵入した様子はありません。
金庫の内側には桐を使うと良いと聞きますが、関係がありそうですね。
底には別の杉板が張り付けてあり、製造者の屋号と思われる焼き印が押してありました。
底にには3センチほど赤土が塗り固めてありました。
引用:
ところで、火鉢の材質にも色々あった。
このように、外側が木製で、灰や炭を入れる部分は銅板で作られたものもあった。これだと、手を温める時に火鉢の縁に触れても熱い思いをしなくてもよかった。
こんな小さな木製の火鉢もあります。 野外に放りだして置いたら割れてしまいました。虫が穴だらけにしています。
桐の木を刳《く》り抜いたもので金属の内張はありません。火鉢の内径が約18センチでした。
こんな小さな火鉢は何に使ったのでしょうか?
桐は燃えにくいと聞きますが、それにしても大丈夫かと気になりますね。 火鉢の内側の上の方は真っ黒に焦げていますが、それ以上に火が侵入した様子はありません。
金庫の内側には桐を使うと良いと聞きますが、関係がありそうですね。
底には別の杉板が張り付けてあり、製造者の屋号と思われる焼き印が押してありました。
底にには3センチほど赤土が塗り固めてありました。