[No.322]
昭和33年/サザエさん
投稿者:男爵
投稿日:2010/12/25(Sat) 06:06
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昭和33年
デパートのエスカレーター嬢 デパート全盛時代のぜいたくは、エレベーター・ガールやエスカレーターの乗り口に案内女性を置いたことである。やがてデパート不況で経営の合理化を迫られ、エスカレーター嬢は消え、エレベーターも自動運転となる。
鬼のサイレン 浅草などの盛り場にあった「鬼のサイレン」、的に玉を当てると鬼が大きな音を立ててうなる。学校から帰る途中のワカメが突然の雷雨にあい、雷におヘソを取られるのではとあわてて近くの店に飛び込むが、そこが鬼のサイレン屋、またまた逃げ出す。
不二家のペコちゃん ペコちゃん人形は、頭を押すと首を振った。サザエとタラちゃんがそれを試して楽しんでいる。キャラクターの人形を作るのは日本独特の文化だと言われる。KFCの創業者カーネルおじさんの像もそういえば中国では見かけなかった。
聖徳太子の一万円札 大卒の初任給が一万円台前半の時代だったから、一万円札は庶民が日常使うものではなかった?
大掃除の畳たたき 現代の都会で大掃除の畳たたきが見られなくなったのは、畳を出して立てかけられるような広いスペースがないこと(道路は車が多くてダメ)、電気掃除機が普及して、畳をクリーンにできるようになったことなどが考えられる。
ゴムひもパチンコ カツオが近所の家の柿を射落とすのにゴムひもパチンコを使い、見事に成功している。
電気ストーブ 暮れに電気ストーブを購入、ワカメが「もう炭もタドンもいらないの?」と聞いている。サザエは「もちろん」と答えている。磯野家もついに火鉢の生活から脱却。
サックドレス 紙袋を着ているようなワンピースが大流行し、サックドレスと呼ばれた。近所の奥さんと話すサザエ、サックドレスの女性が通ると、そのドレスの話に花が咲く。
フラフープ 硬質ポリエチレン製・直径九十センチの輪。東京のデパートで売り出されて大ブームを起こす。警視庁は道路で熱中して交通事故にあわないよう、全国の警察に指導。しかし、腸捻転など体調をくずすことが広まって年末にはブームが去っていく。
月光仮面 テレビ化され、風呂敷を首に巻いて高い所から飛び降りたりする子どもが増えて、社会問題化するほどだった。月光仮面の像は原作者ゆかりの函館にある。