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戦前の輸入SPレコード

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/4/22 11:40
ザックス  常連 居住地: 東京  投稿数: 65
こんにちは

 書斎の整理中に昔のSPーHMVレコードが出てきました。

 分類に迷いましたが・・・。

 曲は私の愛聴した

 BACH の Passacaglia and Fuga in C minor (2枚)

のうちの2枚目です。当時も犬のマークのHMVのしかも、黒ラベル
と言って自慢したものです。

 200枚以上あったSPレコードも今や20枚くらいになりました。子供の時代になればゴミとして捨てられる運命でしょう。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/4/22 11:43
ザックス  常連 居住地: 東京  投稿数: 65
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/4/23 8:06
らごら  常連 居住地: 横須賀市  投稿数: 46
 SPレコードと云えば、戦時中は蓄音機の針が鉄製なのでもったいないと、竹の針を使ったことがありました。
蓄音機というのは、レコードの溝から針を通じて伝わる音を、共鳴箱に導いて聴くもので、電気は使いません。
動力はゼンマイという長い鉄製のバネを巻いた物が箱の中に入っていて、ハンドルでこのゼンマイを巻いてからレコードをまわしました。
ゼンマイの巻き方が足りないと、途中で回転が遅くなり、慌ててハンドルを巻いたりしたものです。
なにしろ、あの重いピックアップを竹の針で支えてレコードが回るのですから、一回で音が出なくなりました。
いわゆる使い捨てということです。いや音が出なくなると竹の先をナイフで削ったかな?
鉄の針は、音が出なくなるまで何回も使ったような記憶があります。

裕福な家庭には、電気蓄音機がありました。
電気蓄音機というのは、現在のステレオのようなものですが、モノラルですからスピーカーは一つだけ、レコードはモーターで回り、音は真空管で増幅してスピーカーを鳴らしました。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/4/24 6:05
ザックス  常連 居住地: 東京  投稿数: 65
らごらさん

 電気蓄音機は専ら電蓄と略しましたね。私が中学の頃はいつも叔父のポータブルを使いました。竹針はよく使いました。
 私が子供の頃、箱型蓄音機の傍で撮った写真が残っています。次回はそれをアップしましょう。その時は掲載する欄が違ってくるのでしょうか。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/4/24 21:08
kousei2  長老   投稿数: 250
ザックスさん

今度は珍しい蓄音機の写真を掲載して下さるとのこと
ありがとうございます。

引用:
その時は掲載する欄が違ってくるのでしょうか。

それは「B-当時のハイテク製品の部屋」が相応しい
かと思いますので、宜しくお願いいたします。

    
           管理者グループ:kousei2
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/4/25 11:49
らごら  常連 居住地: 横須賀市  投稿数: 46
 もう少しレコードの針についての思い出を記します。
SPレコードはセラミックの板に音の振動を刻み込んだ、いわゆるアナログ録音で、これに振動板に固定した針を立ててレコードを回すと音が出ます。
前に申しましたように戦争により金属の不足から鉄の針を竹の針に代えたりしました。
戦後は電蓄が急速に広まり、電蓄用のピックアップ(レコードから音を拾うためのもの)の針が鉄からサファイヤに代わりました。
サファイヤは宝石の一種で非常に堅いため、鉄の針のように頻繁に新品と交換しなくてもよくなりました。
その後、あれは昭和25年頃でしたか、LP板とかドウナツ板が出回りました。両者ともプラスチックで出来たレコードでSP板より極端に細い溝に音が刻まれていました。だから従来のセラミックで出来たSP板より数倍も長い時間録音出来、しかもザァーザァーという針がセラミックをこするときの大きな雑音が無く、しかも音質が非常によいというのが大きな特徴でした。
ドウナツ板というのは、真ん中の穴がとても大きくて、ちょっと見るとドウナツに似ていることからそう言う名で呼ばれていました。
LP板は従来のSP板と同じ位の直径で、主に演奏時間が長いクラシック音楽など、ドウナツ板の直径はLP板の半分位で流行歌や何々ソングやジャズなど比較的短い曲が吹き込まれていました。
LP板、ドウナツ板とも、プラスチックで出来ているので針の圧力(針圧)は極端に少なく設計されていて数グラム程度でした。しかも針はサファイヤですから、半永久的に使えるようになりました。
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