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炬燵 (こたつ) で寝る

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/11/30 10:19
マーチャン  長老 居住地: 宇宙  投稿数: 358
炬燵で寝る

 母の郷里ですごしたときの話です。
 1940年代の、兵庫県北部、豊岡市近郊の農村の話です。

 寒い夜、おばあちゃん(私にとっては大伯母)が「今夜は炬燵で寝ようか」といいますと、小学校低学年の子供たちは大喜び。

 置炬燵《おきごたつ》に、ほんの少し炭火を入れて、それをおばあちゃんと子供たちが、かざぐるま状に囲みます。(下図ご参照)。
 子供の体温で少しの火でも暖かいのです。

 子供たちは、おばあちゃんに「なんぞ、話してえな」とお話をせがみます。
 この地方では「お話」は浄瑠璃 (じょうるり) からストーリーを持ってきたものが多かったように覚えています。
 とくに「傾城阿波の鳴門 順礼の段」* (人形浄瑠璃の代表的な作品です)がよく登場しました。

  * けいせい あわのなると じゅんれいのだん

 「ーーーして、かかさまの名は」「お弓と申しまするっ」「---して、そなたの名は」と、おばあちゃんは語りながら涙をポロポロこぼします。

 子供たちは先をせかします。
 昼間の労働に疲れた、おばあちゃんは、まっさきに寝息を立てます。
 遊びつかれた子供たちもすぐ寝入ります。
 そとは、しんしんと雪が降り続いていました。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/12/1 17:10
かれい  一人前   投稿数: 137
マーチャン、みなさん 

コタツに入るとお昼間でも眠くなり、2つ折りした座布団を枕にして、
寝てしまうことがよくありましたが、記述の「かざぐるま状」で思い
出すのは、信州のスキー宿です。

今はスキー宿もホテル並みの豪華なものも少なくないようですが、
そういうものが出来たのは、高度成長期以降でしょうね。

それ以前は、みんな民宿に泊りました。民宿も土地によって違っ
たような気がしますが、信州《=長野県》野沢では、コタツの周りに人数分だ
け、放射状に布団がかけられて、全員、足をコタツに向けて放射
状に寝るように支度されました。この時は男女のグループだった
のですが、それで何の違和感もなかったように思います。
山小屋での雑魚寝《ざこね》と同じ感覚だったんでしょうね。

その野沢温泉で思い出すのは、夜行列車の到着が午前3時頃で、
そんな時間に雪明かりを頼りに、初の宿泊先を探したのです。

目当ての表札はすぐ見つかり、若者の一行は(6人でした)やれ
やれとばかりに、ガラガラと戸を開けて「ごめんくださーい」。

到着時間は前もって知らせてありましたので、当然のように家主
を叩き起こしたのですが、その家は間違いで、その付近一帯は殆
どが同姓とのこと。忘れもしない「内田さん」でした。

戸締りもせず、深夜の闖入者《ちんにゅうしゃ=不意に現れる》
お咎《とが》めもなく、それにしても穏やかな土地柄だなぁって、
大阪から行ったものは感動したものでした。

                       かれい
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/12/10 21:32
syouu  新米   投稿数: 14
マーチャンさん、今晩は。

 櫓炬燵《やぐらこたつ》ですか?このようにして寝るのは初めて知りました。
私の子供の頃、寝る時に布団の中に入れる炬燵を使用していました。 
 今思うと夜寝てて、よくも引っくり返さずに過したものだと思います。
愛知県地方の焼き物と 色、焼き物の風合い等が良く
似ています。高さ、24、5㌢、直径30㌢位の円形でした。

 湯たんぽと同様の使い方をしていました。蹴《け》飛ばして火事を
起こさなかったのが不思議な位です。

 
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