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Re: 成瀬孫仁日記(三) 昭和十六年八月~九月

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kousei2

通常 Re: 成瀬孫仁日記(三) 昭和十六年八月~九月

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2008/11/4 9:59
kousei2  長老   投稿数: 250
 九月十一日(木) 晴一時雨 涼
 朝から身休がぞくぞくする。登校後も止まらない。昨日の雨の中での教練の為に風邪を引いたか。

 九月十三日(土) 晴 涼
 完全な「ブランク」だ。何もしたくない。本を読んでも気が入らない。

 九月十四日(日) 晴 暖
 午後花園小学校へ運動会を見に行く。面白くない。風邪気味で早く寝る。夜、停電、電気はつかない。

 九月十六日(火) 晴 暖
 私的用事で急に日本に帰ることになる。夜汽車は混んでいたが、青木の父上と一緒になり席を取り得た。

 九月十七日(水) 晴一時雨 涼
 新京での事。建国忠霊廟の例祭に皇帝陛下が御参拝されるのに会う。拝観していると雨が降りずぶ濡れになる。 特急「のぞみ」に乗る。

 九月十八日(木) 晴 涼
 朝鮮内で眼を覚す。奉天から乗った水野好子と云う若い女の人と一緒になる。住所は新京。東京へ琴の修業へ行くと。準師範の免状を持つ。退屈しない。

 九月十九日(金) 晴 涼
 朝、連絡船下関着。下関で一日遊ぶと云う「オキャン」な好子さんと別れて大阪行急行に乗る。 日下に会う。桟橋まで散歩し、日海丸に乗船する。

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