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「描き残したい昭和(新見 睦)」から 社会 10 朝の音

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通常 「描き残したい昭和(新見 睦)」から 社会 10 朝の音

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/5/12 8:17
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 「朝の音」 1955年

 描き残したい昭和「朝の音」 昭和30年(1955年)椎名町商店通りの朝は早い。はす向かいの豆腐屋「小池屋」は一番早起きの店。店先のおからの蒸気が立ち上がるころ、牛乳配達のお兄さんの自転車が行く。荷台に乗せた箱の中の牛乳瓶。その当たる「ガチャガチャ」という音がまだ闇夜の家にこだまする。空の瓶もこれから配達する瓶も一緒に箱に詰まっているので、当たる音の音が二種類聞こえた。やがて新聞配達の新聞をしごく音。「キューキュー」っとしごいて新聞受けに投げ入れる。新聞を取り出すと印刷のいい匂い。そしてご飯が炊きあがるころ、納豆売りの売り声が聞こえてくる。「ナットナットーナット」駅弁売りのような底の浅い箱に藁苞に入った納豆が山盛りになっている。空が白々と明け商店街の朝が始まる。朝の売り子には同級生もいた。中学生だったけれども家業を手伝い、生計を助ける働く仲間だった。


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