地震などの天災を語る 
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[No.165] Re: SPEEDIは動いているか 投稿者:男爵  投稿日:2013/05/27(Mon) 20:04
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> > 第18章 SPEEDIは動いているか
> >  放射性物質の広がりを気象条件などをもとに迅速に予測するシステムSPEEDI。
> >  放射性雲は、浪江町へと移動し、雨雪となって地上におちたが、その予測は住民には知らされない。

> 3月15日早朝、2号機の格納容器が損傷し、4号機建屋で爆発が起こった。
> その日は南向きの風が吹き、昼過ぎから北西に流れた。

> 同日午前、福島第一原発から半径20〜50キロ圏内の住民に出された指示は「屋内退避」だったが、南相馬市はこの日から希望者に対して市外への避難誘導を実施し始めた。多くの市民が飯舘・川俣方面に避難した。

> 浪江町は、この日の朝方、二本松市へ避難することを決め、住民避難を実施した。

> 浪江町の山間部から飯舘村長泥にかけて県道には車が殺到した。

> 長泥地区の村民は、炊き出しに精を出した。そこに逃げ込んでくる南相馬市からの避難民を支援するためである。

> その上をプルーム(放射性雲)が流れ、雨になり雪になりして、地上に落ちた。
> そんなことを人々は知らなかった。

しかし、政府は気がついていた。

15日夜、文部科学省のモニタリングチームは、福島第一原発から北西方向20キロ付近、浪江町のある地点の空間放射線率を計測した。
毎時330マイクロシーベルトという高い数値が出た。

彼らはその数字を文部科学省災害時対応センター(EOC)に伝え、EOCは安全委員会に通報した。

文科省は、ただちに官邸の緊急参集チームに報告。
16日午前1時過ぎ、そのデータを報道機関に資料配付し、またネット上でも公開した。

しかし、地区名は伏せた。肝心の浪江町には知らせなかった。

この地点をピンポイントで計測するように彼らに指示したのは文科省だった。
文科省はSPEEDIの試算によって、その方向にプルームが流れることを予想していた。

この地点を測定したのは渡辺真樹男と雨夜隆之という文部科学省の職員だった。

文科省は事故後、二人をはじめ現地に10人以上を派遣し、モニタリングチームを構成した。

14日朝、二人は茨城県の原子力オフサイトセンターから福島原発に車で向かった。
文部科学省のEOCの担当官から福島県・大熊町のオフサイトセンターに行くように指示されたのだ。


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