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「特攻」より 6

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通常 「特攻」より 6

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/8/9 6:16
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 敵上陸部隊は、沖縄本島上陸に先立ち、上陸正面とその付近の特殊潜航艇及び海上挺進攻撃基地を徹底して砲爆撃し制圧した。その砲爆撃に耐え、間隙を縫って3月29日第29戦隊の第1中隊長中川康敏中尉(陸士56期)以下17名が17隻のレで北谷西方の米艦船を攻撃し、中型艦1隻を撃沈、2隻を撃破し、16名が戦死した。米軍の資料によれば、レは発見され、激しい砲撃で輸送船に接近できない状態であったが、1隻が砲火を突破して520トンのLSM12に衝突.し、船は中央に大穴を開けられ、応急修理したが4月4日に沈没した、と記録されている。

 糸満付近に展開していた第26戦隊は4月7日(米軍資料では4月9日)、第1中隊20隻が出撃、第2中隊は岸本具郎中隊長(陸士57期)以下2隻がこれに連携して攻撃を実施し、駆逐艦1隻、輸送船2隻を撃沈ほかの戦果を上げた。米軍資料によれば、2050トンの駆逐艦チャールズ・J・バッジャーは、暗闇の中からレ艇の攻撃を受け、爆発により機関室に大浸水が起こり、慶良間海峡まで曳航したが擱座し、再び戦紺に参加し得なかった。
 中型揚陸艦駆逐艦LSM89は体当たりを攻撃を受けたが、被害は軽微であった。また駆逐艦ポーターフィールドも被害を受けた。レ艇は全部沈められても、泳いでいる生存者が手相弾をもって攻撃してくるので、射撃を続けねばならなかった、と記されている。

 4月10日、第26戦隊第2中隊野田耕平見習士官以下10名が、各個攻撃を実施し、全員帰還したが、戦果は不明であった。

 4月15日、第26戦隊長足立陸生大尉(陸士53期) 以下22隻が、嘉手納西方海面の米軍艦船を攻撃し、駆逐艦1隻、艦種不詳3隻を炎上させ、そのほかに火柱6を報告した。米軍資料によれば、機雷掃海挺YMS31がレ艇の攻撃で大破した、となっている。

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