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竃(へっつい、かまど)、お釜、お櫃(おひつ)、

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2004/10/13 14:36
キャロット  新米 居住地: 神奈川県  投稿数: 3
私の子供の頃の家族は両親と兄弟五人の七人暮らしなので、母は毎日
一升炊きのお釜で米をといで、へっついにかけ薪をくべて炊いて居た。
やがて泡が吹き出し釜の蓋《ふた》の加減をして火を弱めご飯が炊き上がる。
蒸らしたご飯を大きなオシヤモジでお櫃《ひつ注》に移すその時、釜底にオコゲ
が有ると紫《=しょう油》を少し垂らし小さな おむすび を作ってくれた。
なぜかお櫃の蓋をする前に布巾をかけて蓋をして居たご飯にお櫃のにおいが、かすかに、匂って食欲が増して来る。
ご飯が冷たい時はアルミのご飯蒸しで温めて呉れて居た。
今は何でも便利になってスィッチポンで済んでしまうんですよね。

注 櫃=炊き上がったご飯を入れる桶ようの入れ物

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/10/14 19:52
マーチャン  長老 居住地: 宇宙  投稿数: 358
キャロットさん

引用:
なぜかお櫃の蓋をする前に布巾をかけて蓋をして居た

 我が家でも、そうしていました。
 これは、多分、余分な水分を布巾に吸収させることで、水っぽくならないようにしていたのだと思います。
 水っぽいと、美味しくないだけでなく、夏など、饐(す)えやすい、というか腐敗を早めますので)

 たしかに、ふっくらと炊き上がったご飯をみると、それだけで幸せに気分になれましたね。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/10/15 11:31
としつる  半人前 居住地: 東京  投稿数: 31
キャロットさん、としつるです。台所とかお勝手とか懐しい昔を思い浮かべ出て来ました。
引用:
私の子供の頃の家族は両親と兄弟五人の七人暮らしなので、母は毎日
一升炊きのお釜で米をといで、へっついにかけ薪をくべて炊いて居た。
  
ご飯が冷たい時はアルミのご飯蒸しで温めて呉れて居た。
今は何でも便利になってスィッチポンで済んでしまうんですよね。
 私共の家族は最低で2家族、多い時は3,4家族が一緒に生活をし、家族以外の同居人も何人か居ましたから常に最低でも12,3人が一つ屋根の下で生活をしていた時代がありました。

 板の間の広いお勝手には2箇所に流し、竈、野菜貯蔵の床下や大型の氷冷蔵庫やら薪置き場《=燃料置き場》も必要で、当然のことながら其処から立ち上る煙突も竈(へっついとも呼びました)の上から屋根を抜き出て、その煙突掃除も大変でした。

煙突掃除を忘れると火災の元ですから、勝手には何箇所かに神頼みのお札も「火の用心」とばかり貼ってありました。

多勢の家族が何度かに分けて朝昼晩と食事をし日中は工場で丸鋸《まるのこ》帯鋸《おびのこ》を使って製材をしていました。馬車による運搬も工場に出入りしましたから、それはモーターやらベルトなどの騒音と掛け声やら怒鳴り《どなり》声、それに馬糞《ばふん》の処理などもあって、それはそれは賑《にぎ》やかでした。

今考えると馬鹿げたような道具や設備が必要だった時代でしたね。

             04.10.15AM;としつる

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/10/19 17:34
Pan  常連 居住地: 大阪府  投稿数: 59
 キャロットさん、みなさん。
引用:
やがて泡が吹き出し釜の蓋の加減をして火を弱めご飯が炊き上がる。
蒸らしたご飯を大きなオシヤモジでお櫃に移すその時、釜底にオコゲ
が有ると紫《=しょうゆ》を少し垂らし小さな おむすび を作ってくれた。
 その炊き方で炊いたご飯のお握りを食べてきました。勿論新米です。
 待ちきれず長い行列が出来ていました。

 この画像は陶器市の催し会場に急拵え《きゅうごしらえ》した竈で、丁度後片づけの済んだ所です。
 消し壺や十能《注》が並んでいます。

 私たちの地方ではこの竈を「おくどさん」と呼んでいました。
引用:
 なぜかお櫃の蓋をする前に布巾をかけて蓋をして居たご飯にお櫃のにおいが、かすかに、匂って食欲が増して来る。
 今の電気炊飯器でも炊きあがって暫く《しばらく》してから蓋の下に布巾を挟みもう一度蓋をすると良いですよ。
 その時保温は消します。


注 おき火を入れて消すつぼ、消し炭ができます、これは火つきの良い炭です。十能は火のついた炭を運ぶ道具
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