画像サイズ: 637×640 (84kB) | 松山駅
バスの運転手さんの懇切丁寧な説明でも「よそもん」には理解できないことが、もう一つありました。電車の路線図には、どこにも「松山駅」「JR松山」なんていう「駅名」はないのです。 少し不安になりました。駅の方に聞きますと「大丈夫ですよ。JRへは行かれます。ああ、駅名ですか。『大手町』という名前の駅で降りてください。そこから、すぐです」―――分かります、わかります。こういうことって多いのですね。あまり分かり切ったことは、説明し忘れるのですね。 それと感じたのは、この街では「JRの駅」は、やや「街はずれ」にあって、街の重要なランドマークではない、ということです。 「高浜駅」で乗ったのは私一人。あまり空いていたので心細かったのですが、駅ごとに少しずつ通勤・通学客が乗ってこられました。 くだんの「大手町駅」の脇には、広い道路があり、歩いて4−5分のところに「JR松山駅」の控えめな姿が見えてきました。あまり「自己主張している感じ」の駅舎ではありません。
ところが、目の前にある駅舎に近づくのはなかなか難しいのです。横断歩道が見つからない。どうしても、一旦地下道を通らないと行けないようになっているのです。そして、その「地下道」ですが、ここの階段は中央に「荷物を置くための斜面」があるのです。どうもこの斜面がハイシニアは苦手なのです。ここに大きな荷物を乗せて引っ張ると斜面から荷物が外れて本人も転びそうになるのです。手を離すと、荷物が後ろに人にぶつかる危険性があります。ここで怪我をしたシニアもいます。 私の場合、大荷物ではないので、手で持ち上げて、ナントカ地下道をクリアーして、駅にたどり着きました。
次に、コインロッカーに荷物を預けようとしたのですが見つかりません。 駅の案内所で聞きますと「この駅構内にはありません。駅を出て右側のうどん屋さんを右折すると見えてきます」とのことでした。 なんとか、たどり着き、荷物を押し込んで、500円玉を入れようとしますが入りません。外の張り紙に「このロッカーは100円玉以外は使えません。うどん屋さんか、ラーメン屋さんで両替してもらってください」とありましたが、朝だったので、うどん屋さんも、ラーメン屋さんも、まだ店を開けていません。恐る恐るお隣の土産物屋さんへお願いしてみますと、快く両替してくださいました。ああ、ここにも伊予ホスピタリティーが。
やれやれ、やっと、身軽になれました。こうなるとお腹が空きます。そうです。まだ朝食前でした。駅構内のパン屋さんから美味しそうな焼きたてのパンの香りがします。ここでいただいた文字通りの焼きたての塩パンとコーヒーは、伊予らしい温かい味がしました。ホント、ここのパンは美味しいですよ。おすすめです。 昨夜の豪雨も上がりました。暑い一日になりそうです。 |