旅行記 
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[No.5027] 伊予のいい町 11 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/11/02(Wed) 08:09
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伊予のいい町 11
画像サイズ: 640×465 (95kB)
 伊予大洲へ

 大洲は、内子町より少し規模の大きい町です。もともと城下町で「伊予の小京都」と呼ばれています。
 「わたしの城下町」という感じでしょうか。誰もが心に描く「古い町」です。
 東京で生まれて「天領」の企業城下町で育った私でさえ、下を流れる川(鉱毒で汚れていましたが)の流れと、白壁の家(鉱山会社のエライさん用の社宅でした)の風景は、それなりの「わたしの城下町」です。
 この町も観光スポットは、町からかなり離れています。バスは2時間に一本くらいしかなく、また、タクシーのお世話になりました。タクシーは、7−8分で「まちの駅」というところへ連れて行ってくれました。
 ここには、観光センターもあり、町の地図なども頂けました。さっそく、そこからすぐ近い「おはなはん通り」へ行きました。
 伊予大洲が観光地として全国にその名を知られるもとになったのは、昭和41年にNHK朝の連続テレビ小説として放送された「おはなはん」のロケ地としてなのです。林 謙一さんの原作では徳島市なのですが、ロケは古い町並みの残っている大洲で行われました。幸い、大ヒットしたので、大洲としてはここをトコトン町の観光資源として活用している感じがあります。なにしろ「防災行政無線の時報も「おはなはん」のメロディーだそうですから。
 「おはなはん通り」は、城下町らしい趣味の良い作りになっています。
 といっても「あっ」という間に通り過ぎていく短い通りですが。

 さて、次は「おおず赤煉瓦館」へ行こうと思いました。町の見どころは比較的かたまっていますし、午前中という時間帯は歩いている人も少ないので、観光客同志の交流も生まれます。私の場合も、熟年のご夫婦の奥さんのほうから「あれっ。またお会いしましたね」と声をかけられました。
 「こんどは、どちらへ?」「赤煉瓦館です」「じゃ、ご一緒ですね」「ご一緒に歩いてみましょう」などと会話を交わしながら、歩きました。
 この方々も、なかなか精力的に歩き回られる方々らしく、今朝、レンタカーで、愛媛県西端の佐田岬までいってこられたとか。歩きながらおしゃべりをしていたら右折すべきところを通り越して町外れまで来てしまいました。私も一人のときは注意しながら歩くのに人さまとご一緒だと地図も見ないで安易に歩くのだな、とおかしくなりました。

 「どなたか、土地の方に、道を伺ってみましょう」―――と相談していたら向こうからオバサマが歩いてこられました。
 カミサマのお導きか、この方、大洲のことなら何でもご存知、そして大洲を心から愛しておられる方でした。
 単に「おおず赤煉瓦館」への行き方だけでなく「他に何処を見るべきか」「お昼お勧めスポットは」から「銘菓・しぐれ」の美味しいお店まで、多少の「独断と偏見」も交えながら熱心におしえてくださいました。(一人旅のいいところは、このように旅行者同志や、土地の方と「交流」が出来ることでしょうか)。


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