画像サイズ: 457×317 (26kB) | 唐辛子 紋次郎 さん こんばんは
> 著者に依ればこの蜜飴は、ケストナーの「点子ちゃんとアントン」という小学生向けの小説に出て来るそうである。
「点子ちゃんとアントン」はまだ読んだことがなかったので この機会に図書館から借りてきて読みました。 物語は1931年のベルリンが舞台ですが 帝国議事堂(国会議事堂)、ブランデンブルク門、オペラ劇場、シュプレー川、フリードリヒ通り など1982年に訪れたベルリンを思い出します。(当時はベルリンの壁はありましたが)
たいていの人は、この作品を読んだが、どこにトルコ蜜飴が書いてあったか思い出せないそうです。 それもそのはず、作者は各省の終わりに解説みたいな作者のつぶやき文章を小さい活字で書き加えてあります。その本筋とは関係のない小さい活字のところに、ロストックの歳の市のお菓子屋の屋台で、作者は10ペニッヒで蜜飴を買ったことをさりげなく書いていました。そこには、貧乏な人のことなど思いやることもない我が儘な子どもが母親にもっとジンジャーブレッドをねだる場面がありました。 |