[No.48]
Re: どうか『米原万里』を読んでください!
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投稿日:2010/04/22(Thu) 22:05
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子規の柿好きは有名で、漱石の言によると、一遍に14、15個食うと紹介している(「三四郎」)。これには多少の誇張はあるにしてもかなり実情に近いような気もする。ちなみに、子規には柿を詠んだ句が、10以上あるという証言がある。
これで何を云おうとしたかと云うと、例の米原家にもその血が流れているらしいからだ。万里の父、いたるという人はいわゆる大食漢で、彼女の「旅行者の朝食」によれば、知り合いの和菓子屋の主人に勧められるまま、薄皮饅頭をなんと総計75個、その場でペロリと平らげた伝説的な人物なのだそうだ。
その娘はどうだったか。誰でも気になるところだが、同じお菓子屋で女ながらも23個までグアンバッタそうである。天晴れと云うしかない。(@_@;)料理研究家をなりわいとする実妹のユリさんは、三歳の頃「ものを食べる量と速さにおいて五歳の」万里を追い抜いたというから米原家のDNAはまさに驚異的である。この父にしてと云うか、この姉にしてこの妹とありと云おうか。