地震などの天災を語る 
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[No.127] Re: 被災地に生きる 投稿者:男爵  投稿日:2013/05/19(Sun) 18:12
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旭岳さん こんにちは

> 「被災地に生きる」の見出しの通り、残された方々に幸多かれとお祈りする
> ばかりです。

それでは次の話です。

生命の息吹「海を愛する子に」と命名

石巻の病院で4月3日に生まれた長男に
会社員の克弥さんは
母と自宅を津波で失ったが
わが子の名は海にちなんだ名前の浬(かいり)とした。
「困難を乗り越え、海を愛する子になってほしい」

地震の揺れがおさまると、克弥さんは勤務先から牡鹿半島の石巻市小渕浜の自宅に
電話したが、すでに妊婦の妻は近所の自動車修理工場に避難していた。

東松島市内の簡易郵便局で働く母にも連絡して
「津波が来るから逃げろ」と呼びかけると、母はほかの家族の無事を確認するよう求めて電話を切った。

しかし、夜になっても母は帰ってこなかった。
不安になって車で探しに行ったが道路は寸断されていて、その日は泣く泣くあきらめた。

高台にあった自動車修理工場では約200人の被災者が集まり、出産間近の克弥さんの妻には炊き出しの食事を優先して分けてくれた。
石油ストーブもそばに置いてくれた。「身内が見つからない人も私のことを気遣ってくれた」と彼女は語る。

予定日は3月20日で、4月1日に陣痛が始まり、石巻市内の病院に入院した。

生まれた子どもの名前はすでに決めていた。
克弥さんの母もその名前を気に入ってくれていた。ベビー用品も買いそろえて心待ちにしていた母は行方不明である。勤務先も跡形なく流されていた。


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