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Re: 八つ割れ草履 (かれい)

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通常 Re: 八つ割れ草履 (かれい)

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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/6/2 21:34
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298
 昔は「板裏草履」といった。
 底は、杉の木か何かの板で、その上にふつうの草履がついていた。下が割れていて歩きやすいということだった。
 よく履いていたのは、町工場の職人さん。黒い足袋と草履というのがお決まりのスタイル。川崎や鎌田あたりのバネ工場などで、旋盤《せんばん》職人がはいているのをよく見かけた。
 あと、東京ガスの工場でも使われていた。今はすべて天然ガスになっているので工場がなくなったが、かっては石炭を蒸してその煙をガス化し、都市ガスに使っていた。その工場が大森、豊洲《とよす》、根岸などにあった。そこで、レンガ作りのかまどの上で作業する職人がやはり履いていた。工場ではズック靴も多かったが、かまどの上ではゴム底のものが使えず、板裏が重宝したのではないか。

 昭和2年まれの栗田様(男性)より

 5月30日付けの読売新聞の記事をご覧になって新聞社へ情報提供してださったものです。

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編集者 (代理投稿)

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