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特攻インタビュー(第1回) 前編 その7

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通常 特攻インタビュー(第1回) 前編 その7

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2011/12/7 8:21
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 陸軍航空特攻 前村 弘氏(前編)その7

 ◆航法士訓練(2)


 --------爆撃照準するための場所は別の場所にあったのですか?

 前村‥(写真を見て)爆撃照準眼鏡は丁度この下にあるんです。ここにL字型に出ている、ピトー管と言いまして、速度計と風圧計はここにあったんですよ。

 --------それは爆撃手が別にいて、その人がやるのでしょうか? それとも前村さんが調整するのでしょうか?

 前村‥それは爆撃手がやるでしょ、私は航法であって、あまりいろいろな仕事はしてなかったですね。ただ、誰もいないときは射手もやらなきやいけなかったんだけどね。

 --------宇都宮の方の航法学生として12月くらいまでいらして、その次は当然演習の日、他の用途機に乗って実地訓練を受けられたわけですが、先ほど仰しゃられたように金華山沖とか仙台の方に行って訓練されたのでしょうか?

 前村‥機種はみんな一式高練です。一式高練は教育用の飛行機だから、爆撃照準眼鏡を4台か5台くらい並べて、それぞれやっていましたよ。

 --------あれも向き不向きがあるんですか?同期生でも航法士として優秀な人とかちょっとそうでない人とか……。

 前村‥ありますね。よくこんなのが航法に受かったもんだなあっていう同期もいますよ、酒ばっかり食らって(笑)。だけど、やっぱりある程度、勘がないとね。航法の場合はプラスとマイナスをよく間違える。プラスとマイナスじゃ全然逆ですからね。そういう些細なことがあると思うんですよ。

 --------勘の悪い方の乗った飛行機っていうのは、ほとんど帰ってこなかったのでしょうか?

 前村‥まあ、操縦士も航法の基本的なことはやっているから、そうとも言えないでしょうけれど、航法士から「次の進路、何度」 って言われたら、「これ、違うんじゃないか」ということはあると思うんですよ。

 --------やっぱり操縦士と航法士のコンビネーションというか、息がピッタリ合うことが重要なのでしょうか?

 前村‥やっぱりその辺が重要だと思いますね。

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