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特攻インタビュー(第9回)・その7

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通常 特攻インタビュー(第9回)・その7

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/30 8:07
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 ◆特攻兵器「伏龍」 1

 -------「伏龍」が誕生した経緯について簡単にご説明いただけませんか?

 海老澤‥アメリカが、中国の揚子江辺りから機雷を海に流すわけですね。また、日本近海にも機雷を撒いたんです。
 その掃海のために、機雷学校を出た専ないかというので特攻兵器として採用され、急きよ、兵隊を送り込んだんですけど、最初は手の空いている兵隊ばかり集めたので、24歳から27歳くらいの年配の兵隊を集めたんです。ところが、呼吸は鼻で吸って、口から出さなければならないのですが、それが年配の兵隊だとスムーズにいかないんです。それで、甲種予科練、乙種予科練出身者に訓練を頼んだら、スムーズにいったので、若手に切り換えて、甲種と乙種だけを召集して訓練をしたわけです。

 -------吸う息と吐く息を間違えるとどうなるんですか?

 海老澤‥苛性ソーダが溶けちゃうんですね。苛性ソーダが溶けて、口の中に入った場合に心臓をやられちゃうわけです。それで生命を落とす人が何人も出たんです。それだけでなく、物がない時の兵器ですからね。溶接に不具合もあったんじゃないかなと思います。

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