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団塊の世代が語る高度成長期―記憶をたどって:No.2 昭和30年代

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通常 団塊の世代が語る高度成長期―記憶をたどって:No.2 昭和30年代

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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/2/14 7:50
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 昭和戦後史の教科書によれば、1950年代に朝鮮動乱の特需に沸いた日本は、経済は確実に右肩上がりに転じ、1956年(昭和31年):私が小学校の2年生の時:経済白書では「もはや戦後ではない」と明記され、世は神武景気の時代に突入していた。

 とはいっても、未だ庶民の生活は貧しく、一般家庭ではその日暮らしと言ってもよい生活が普通だった。私の家も、戦前こそ、父が
農家の次男坊として独立し、苗木販売業で築いた財産も、戦後の
ハイパーインフレと、過失による火事で、あらかた失って、元の
水飲み百姓に逆戻り。

 小学校の4年生の頃からか、家計を助けるために、朝夕、新聞配達を手伝うようになった。このころから家計に、いくばくかの現金が必要になったような時代への変化を感じた。今までの農村経済からだんだん都市経済に移行しつつあったのだ。

 当時の思い出として忘れられないのは、尾張地方に紡績工場があちこちに進出してきた。大和紡績や、尾西毛織・・・など。工場に併設して其の社宅が有るのだが、工場長・幹部社員の社宅は一般社員のそれより随分、広い敷地に立派な家が建っているなと、新聞を配りながら、それらを、まぶしく眺めたものだった。

(タカのブログより新聞少年のイラストをお借りしました)

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