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団塊の世代が語る高度成長期―記憶をたどって:No.11再び昭和30年代前半‐遠足と肥だめ

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sumidagawa60

通常 団塊の世代が語る高度成長期―記憶をたどって:No.11再び昭和30年代前半‐遠足と肥だめ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/3/25 0:01
sumidagawa60  常連 居住地: 埼玉県羽生市  投稿数: 57
閑話休題。
実は、そろそろ、中学年時代の事を書こうと思っていたのだが、
私事で恐縮、先日、築25年の家をリフォームして、思い切って、
2つのトイレをウオッシュレットにした。
そこで、想い出したのが、小学校時代のトイレの話。


当時は、未だトイレとは言わないで、便所とか、厠といった。
勿論、水洗便所なんかなくて、ボットン、ボットンの便所が当たり前の時代だった。汚い話だが、当時は、糞尿が農家の畑のいい肥し、となった時代で、農家のオジサンが学校の便所の汲みとりに両てんびん棒を担いでチャップン、チャップンと、やってきた姿を今でも夢に見る。


そんな時代の、農家世帯は50%を超えており、勿論、我が家
も農家で、よくお袋が、畑のそばを通る時は、肥だめに落ちないよう注意しなよ、と言ってくれた。肥だめというのは、農家にとっては糞尿が、いい肥料になるまで、時間がかかるので、畑の横の道路わきに水槽(今でいうプールのようなもの)を作ってそこに、半年ぐらい寝かすのが常だった。そうすると、その表面は、カバカバの皮のような皮膜が覆って、そこに肥だめが、あるのがわからない。



そこでだ、小学校の低学年の遠足と言えば、歩きで1kmぐらいの所にある・・・公園などに行って、お弁当を食べて帰るのだが、
帰り道、村の子は、決してそんなことはないが、町場の子に限って、一人か二人、必ず肥だめに落ちる子がいた。そうなると担任の先生は、大変、その子を、肥だめから、引き出し糞尿にまみれた着ているものを、近くの農家の井戸水を借りて洗い流す作業、それはもう大変なものだった。臭くて、子供ながらに先生は、大変だと思った。


イラスト・酒井だんごむし  アメーバブログ『だんごむしの社交場』より


だから、私は、先生が向いてると言われたが、学校の先生には、ならなかった次第である。

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