旅行記 
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[No.4864] 東ドイツ紀行 2 (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/09/02(Fri) 08:21
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東ドイツ紀行 2 (1986年)
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 ビザをとる

 観光ビザで東ドイツにいくには、この国のライゼビューローに、滞在中に泊まるすべてのホテルの予約をしてバウチャーをもらい、パスポートにこれを添付してビザを申請しなければならない。一番簡単なのは、西ベルリンのいわゆる壁の穴で日帰りビザをもらい(これは簡単)、東ベルリンヘ行き、ここのアレキサンダー広場のライゼビューローでホテルの予約をし、このバウチャーを持って隣の警察へ行き滞在ビザに切り替えてもらうことのようだ。もちろん、ドイツ語・オンリー(東ドイツには英語の話せる人はあまりいない)。しかし、勤めのある身でゴールデン・ウイークを利用した旅。6泊7日で一つでも多く見てまわりたい私には、こんな時間の無駄づかいは許されない。
 日本でもやれることは極力済ませて行くことにして、ホテルとビザの手続きを懇意な個人旅行専門の業者に依頼した。(いきつけのエージェントに依頼すれば、いわゆる東欧との友好エージェントに取り次いでくれる。(このときは「Bunka Hoso Brains」現存しています)に依頼。

 ああ、アエロフロート

 はじめの計画では、東ベルリンから入り、ポツダムを経て南下、ワイマール、ライプツィヒ、ドレスデンを経てプラハ経由帰国することを考えていた。そこで当然のごとく、一番便利なアエロフロートを申し込んだ。ところが、旅行会社のYさんがいうには、「東欧の諸都市の場合はノーマル運賃をとられることが多いんですよ」。とのこと。「だって、東京からならロンドンやパリよりベルリンやプラハのほうが、ずっと近いじゃないですか、どうして近いほうが高いんでしょうね」と首をひねる私。―――結局、Yさんの話などを総合すると、−−−アエロフロートすなわちソ連(いまのロシア)は外貨(西のお金)が「のど」から手がでるほどほしい。日本から西ヨーロッパヘいく人がJALやエールフランスなどに乗らないでアエロフロートに乗ってくれれば大いに有り難い。だからディスカウントしてお客をあつめる。しかし、東欧諸都市の場合は西の会社とは競合しない、いわば独占路線なのでディスカウントの要なしーーーーといった処らしい。なお、ディスカウントしてくれるときもあるが、これにも一定のルールがある訳でなく、すべてアエロフロート様の御意のままということらしい。
写真は、当時としても珍しかった「手書きの搭乗券」と「ホテル予約と列車の乗車券についてのバウチャー」


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