画像サイズ: 960×416 (64kB) | 空港ホテルに泊まる
ホテルは空港の敷地のすぐ外に聾えたっている。部屋はすべてバス、トイレつきのツイン。ただし、なかは相当安普請で床のリノリユームはぺこぺこしている。 ホテルに着くと今度は部屋割りの番だ。これがまた難物である。宿泊客には私のような一人旅や、3人づれもすくなくない。ところが、部屋はすべてツインである。私は当然、日本人同士一緒の部屋にするものだとおもっていた。
ところが、フロント嬢は国籍に関係なく名簿の順にどんどん部屋割りをはじめた。バスで一緒だったベルリンに留学するというお茶の水大の学生さんが初めての旅で心細そうにしていたので同室にしてほしいと申し出たが即座に「ニエット」と断られた。なぜか、ソ連のスタッフは、この言葉をいう時に実に嬉しそうな表情を見せる。 私の相客は中年のドイツ人でシュツットガルトの住人。ルクセンブルグ経由モスクワに来た由。明日、ここからソマリアのモガジシオヘ行くそうだ。(遠まわりでもこのルートが一番安いとのこと)。とってもいい人でお風呂に先に入るように勧めてくれたりいろいろと気を遭ってくれた。
さすがに疲れたので夕食もとらずベットにはいった。(後できいた話では抜かしても後悔するような内容ではなかった由)。 トランジット泊のときは機内預けの荷物が出ないということを知らなかったので今・夜はパジャマもハブラシもない。まあいいや。一晩だもの。 就寝中に時折「キーン」という鋭い飛行機の離発着音がする。 このシリーズには写真が少ないというご意見もありますが、当時のソ連には、撮影禁止場所などもいろいろあり、やたらカメラを出していて「スパイ容疑」で監視されると面倒なのでカメラはしっかり閉まっておきました。東ドイツではたくさん写真を撮りましたのでご期待ください。 |