旅行記 
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[No.4919] 東ドイツ紀行 22 (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/09/22(Thu) 08:11
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東ドイツ紀行 22 (1986年)
画像サイズ: 538×507 (93kB)
 帰路はハイキングで

 1時間たっぷりのお城見物をおえて、帰りはみどりの山道をぶらぶらと駅まで歩いた。樹の幹にX印がついていてそれが道しるべになっている。登ってくるひとに行き合うと笑顔で「グーテンターク」と挨拶をする、そのひとなつこさがなんともいえない。
 あとで友人から聞いた話では、X印はまさに道しるべ、ハイキングのルート・マークとのこと。ルートの一つ一つに丸やら三角やら四角やら特有の色のペンキでマークをつけてハイキングやトレッキングの道しるべにしている。後年の日本の自然遊歩道にも同じ趣向で道案内を作ったところがあるようだ。
 途中、小川に丸木橋があり、渡るのに苦労した。歩いて渡るとバランスを崩して転びそう。
 靴と靴下を脱いで手に持って浅いところを渡り、渡り終わったら、足を乾かして再び、靴下と靴を履く。 
 家族連れの人たちが、笑いながら手を降っていた。

 途中、バッハ・ハウスに寄る。ヨハン・セバスチャン・バッハの生家の隣の家で当時の楽器やバッハの手書きの楽譜などが展示してある。たしか、この日は、バッハ・ハウスは臨時休業で、内部には入れなかったと記憶している。しかし、晩春の花にいろどられた庭や、周辺の風景が「バッハの音楽の原風景」のように感じられた。なぜかエトランゼの私にも懐かしかった。そして、このあと、私は、ワイマール、ライプツィヒとバッハ縁の地を訪れることになる。
 というわけで、テューリンゲンの春を思いっきり楽しんだあと、17時05分アイゼナッハ発で今夜の宿泊地ワイマールヘ向った。


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