旅行記 
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[No.4909] 東ドイツ紀行 19 (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/09/19(Mon) 08:15
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東ドイツ紀行 19 (1986年)
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 タクシーはなかなか来ない

 ホテルをチェックアウトして駅にいく。今日はこれからアイゼナッハ、ワルトプルグ城にいくのだ。国鉄の乗車券は日本とおなじように自動販売機で買う。この自動販売機、自分の行き先の駅の4桁のコードを地図でみつけてテンキーでたたくと運賃がディスプレーに表示される。指示されたお金をいれると切符がでてくるというなかなか面倒なものだ。日本のように出発駅から280円区間というような考え方をすればずいぶん簡単なのに。しかも、自動販売機の背が高くて、飛び上がらないとキーが押せない。
ちょっとばかり苦労した。

 エルフルトからアイゼナッハまでは50分程。駅のコインロッカーに荷物をあずけて身軽になる。ワルトブルグ城までは駅から40分、坂道をのぼって行くのだという。往復歩くのでは大変なので片道はタクシーに乗ることにした。それにこの国のタクシーにも一度乗ってみたいし。

 タクシー乗り場はすぐ見つかった。3、4人しか並んでいない。しかし、一台来たあと20分ぐらいまったくやって来ない。 並んでいる市民には一向いらいらしている様子はない。
 いつもこんなものなのだろう。街には乗用車もあまりみかけない。たまにみかけるとやっぱりソ連製のラダーが多く、チェコ製のシコダがそれに次ぐ。
 かの有名な「ワルトブルグは」一体どこを走っているのだろう。

 20分置きに一台ずつしか来ないので私の番がきたのは並んでから70分近くたった頃だった。まだまだこの国にはタクシーは少ないのであろう。
 (もしかすると、この町には、タクシーは一台しかないのかもしれない)。
 「シュロス・ワルトブルグ」というとタクシーは走りだした。車の少ないこの国では交通渋滞はめったにない。5、6分もすると車は緑したたる山道にはいった。お城より500メートル程手前でタクシーは止まった。  ここから先は一般の車は入れないようだ。環境保全のためだろうか。タクシー代は400円ぐらい、チップをすこしのせて渡すと「グーテライゼ」といってドアを開けてくれた。


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