旅行記 
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[No.4923] 続・東ドイツ紀行 23  (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/09/23(Fri) 07:35
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続・東ドイツ紀行 23  (1986年)
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 国鉄の乗車券について

 日本でホテルの予約をしたとき「鉄道の切符も手配してあります」といわれた。このときは多分、フリー切符か周遊券のようなものが用意してもらえるのだろうと思った。
 ホテルのクーポン券を受け取るとき、このことをたずねるとあんまり要領を得た答えがなかったので、あっちにいけばわかるだろうとそのままにしておいた。
 前日、ホテルエルフルターホフのフロントで「ライゼビューロー(国営旅行社)からです」という封筒を渡された。なかには普通切符が一枚と手紙がはいっていた。切符はエルフルトからドレスデン迄で、手紙には多分、「この切符でワイマールには途中下車できます。ドレスデンから先の切符はあちらで用意しております」。と書いてあったにちがいない。
 というのは、ドレスデンのホテルでもチェックインのときに同じように次の目的地までの切符と手紙を渡されたから。それにしても、ここのライゼビューローは仕事がしっかりしているしインターホテル(外国人が宿泊してもいいホテル)との連携プレーも見事だ。
 という訳でエルフルトから先は切符をいちいち買う必要はない。(しかし「親切で仕事きっちり」なので別に文句を言う筋はないが、最初にまとめて6日分の切符を渡しておくほうが、先方も仕事が減っていいのにな、とも思った。やはり誰かが西側の行動を監視するためだったのではないかと勘ぐっている)

 ″親切″の街、ワイマール

 アイゼナッハから再びエルフルトを通って約50分でワイマールに着いた。ここだけではないが列車の乗り降りはホームにいるひと、車内のひとの完全な助け合いですすめられる。荷物を受け取ってあげるひと、こどもを抱きとってあげるひと、お年寄りに手を貸してあげるひとなど。旅行者に親切なだけでなく、お互い同志も助けあっているように見えた。(後刻、例の友人から聞いた話では、何かにつけて、辛い大変な時代を過ごすうちに「助け合い精神」が育まれたのでは、とのことであった。現在でも「あの時代」を懐かしむ年寄りがいるという)
 この駅は街から少し離れているのでバスを利用する。例によってバス券売り場さがし、乗り場さがしでうろうろする。ところが、この街のひとは特に親切で切符をくれるひと、これを断るとキオスクまでついてきて切符が買えるように世話をしてくれるひと、マルクトプラッツ方面に行くバスの乗場までついてきて、車内のひとに郵便局前で降ろしてやってくれとたのんでくれるひと、バス停からマルクトプラッツまでついてきてくれるひとなどなど、とにかく親切なひとばかりで恐縮してしまう。
 (写真は、ワイマールのマルクトプラッツとその近辺、それと、くだんの切符です)


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