旅行記 
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[No.4953] 続・東ドイツ紀行 31  (1986年) 投稿者:マーチャン  投稿日:2016/10/04(Tue) 06:46
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続・東ドイツ紀行 31  (1986年)
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 市電の運転手は困惑する

 ここは、まったくの草はらでなんにもない。ベンチに座ってのんびりと川をみていた。さて、帰るとなると、ここはどこなのか、どうやったらドレスデンに戻れるのか、さっぱり分からない。ちょっと心細くなった。 
  
 でも、船着場がある以上街が近くにあるに違いない。そう思って家のある方向にどんどん歩いていった。びっくりするほど立派な家が立ち並んでいる。どの家も庭が広く季節の花が咲きみだれている。社会主義国家にも高級住宅地があることを初めて知った。地方都市だから政府高官の家のはずはない。
ドレスデンは工場の多いところだから、おそらく国営企業のエライサンの住宅なのだろう。

 更に進むと市電がみえた。シメタ!これで安心だ。運転手さんに「この電車は駅にいきますか」ときくと、「何処の駅にいきたいのか」ときく。「どこでもいいから最寄りの国鉄の駅までいきたい」−−−といえるほど、じつはドイツ語はできない。運転手も困ってしまったようだ。もじもじしていると市電はいってしまった。5分ほどしてまたきた。同じように「バーンホッフにいくか」ときくと手真似で乗れと合図する。
 市電は、住宅地をぬけ、工寒地帯を通り、労働者住宅らしい団地(先程の高級住宅とは大分違う。社会主義国にも歴然と格差は存在する)の前を通ってえんえんと走った。

 おかげでドレスデンの市内見学ができた。しかも、観光バスではみられない街の様子がよくわかった。 スポーツセンターの前を通り電車はとうとうドレスデン中央駅に到着した。やれやれ助かった。少し川べりを散歩してホテルへ戻った。預けておいた荷物を受け取るとライブツィヒに向かうべく駅へいった。

 (写真は、エルベ川の風景です)


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