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特攻インタビュー(第8回)・その8

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通常 特攻インタビュー(第8回)・その8

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/5/24 7:25
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 ◆海軍士官としての勤務 3

 --------教官時代、最も記憶に残っていることは何ですか?

 粕井‥下士官教員と親しくしながら節度を保ち、なおかつ、どのように彼らを引っ張っていくかということですね。彼らの方が若いですから。私も若かったけど、彼らはもっと若い。中には年長の下士官もいましたけど。

 私の部屋は練習生宿舎の一室でした。普通、士官は士官用の建物にいるのですが、私は士官としてただ一人、練習生宿舎に住んでしました。准士官に進級した飛曹長と同室で、飛行長から、「士官としての心得を教えるように」と頼まれましたが、彼は准士官になって外出の制約がなくなったから毎晩のように外泊するわけです。ですが、私はちゃんとした教育訓練をするなら、自分がキチンとしていなければならないと考えて、2ヶ月ほどまったく外出しませんでした。
 夜に一人でいると、下士官からたまに、「1杯飲みませんか」と誘いが来るんです。彼らは下士官教員室で飲んでいるんですね。3回に1回はお付き合いしないと、やっぱり具合が悪い。それで一緒に飲むと地が出るんです。中には、「後ろから、編隊飛行で噛み付きまっせ」という奴がいる。「それぐらいの度胸あったら、いっぺん噛み付いてみろ」と言い返すわけです。それくらいガンとやらないといけない。大体、絡んでくる奴は進級が遅れている奴ですね。兵長で下士官教員の配置についているけど、なかなか二等飛行兵曹になれんとか、二等兵曹の奴でも他の連中はもう一等飛曹とか上等飛曹になっているとか、そういう奴です。そういう奴には頭からガッンとやらないと。

 それと、やはり、こっちに実力がないといけない。だから、先はどの精神訓話もそうです。それから学科もそう。私か学科を教える時、廊下で講義を聞いているんです。「どんな講義をしよるんや」と。だから、私も絶対にひけをとってはいけないということで、1時間しゃべる時には2時問も3時間も予習して。赤本という軍隊の規則とか軍極秘とか、赤表紙の本があります。

 それは、士官だったら借りられますから、それを借りて、ダーつと読んで。あとは、やはり言行一致ということです。今から考えたら、私もずいぷんと面映いような行動があったと思うんです。一挙手一役足、俺を見習えと。軍人はどうあるべきかと思ったら俺を見ろという気持ちでやったわけです。だから、2ヶ月も外出しなかったんです。先ほどお話した国定少佐とか、三重空隊の五分隊の分隊長しておられた石井分隊長とか、そういう立派な人を見ているでしょう。だから、「ああ、士官というものは、ああでなければならない」という気持ちはものすごく強かったです。

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