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特攻インタビュー(第10回) 2

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通常 特攻インタビュー(第10回) 2

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/12/17 17:06
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298
 

 ◆学徒出陣で海軍に

 --------岡本さんと田中さんは同じ年齢なのですか?

 岡本‥私が大正12年。

 田中‥私は大正11年です。

 --------お二人とも大学から海軍へ?

 田中‥学徒出陣です。昭和18年12月、海軍に入団です。

 --------学徒出陣で軍隊に入ることが決まった時、どう思われましたか?

 岡本‥学徒出陣で大学生の徴兵猶予が取り止めになったわけですが、止むを得ないなと思いました。大学に行っていても、食べ物はだんだんなくなるし、本もあまり売ってないようになったし。日本全体が負け戦の状態でしたから、大学に行っていようがいまいが、私たちのような若い者は征かなくてはならないという気持ちでした。

 田中‥私はもう、みんな軍隊に行くんだと、学生は軍隊に行くんだと思っていましたから、何の抵抗もなかったです。当時は学生の間にそういう空気がありました。私は海軍希望でしたが、希望通り海軍に入れて良かったと思いました。今でも思います。

 岡本‥軍事教練で背嚢を背負ったり、匍匐前進をしたり、何kmも何kmも歩かされましたからね。陸軍に入って中国の奥地を歩き回されるより、どうせ死ぬなら、あっさりと、華々しく、というとなんですが、あっさり死ねる方がいいかなと考えていました。それに軍服も海軍の方がしゃれているしね。そういうことで、私も抵抗感はなかったです。それと、アメリカも大学生が軍隊に志願して、ヨーロッパ戦線や太平洋戦線に出ている。スポーツとして飛行機に乗っていた大学生が何万人もパイロットとして志願する。女性も軍隊に入って、軍用機のテストパイロットを多くの女性がやったという話を戦後聞くと、ああ、アメリカもやっぱり国を守るということで、どんどん若い人が征っていたんだなと。むしろ日本は遅れているという感じがしました。

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