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特攻インタビュー(第10回) 7

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通常 特攻インタビュー(第10回) 7

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/12/22 6:53
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 ◆松島海軍航空隊  

 -------中練課程を終え、お二人とも松島海軍航空隊に移ったのですか?

 岡本‥そうです。

 田中‥松島で一緒の部隊になったんです。

 -------松島時代に知り合ったのですか?

 田中‥いや、同じ飛行機に乗ることはありませんでしたから、まだ知り合っていません。岡本さんの方が私より早く松島に来ていました。同期ですが、彼の方が早かった。   

 -------松島に移った頃はもう士官になっていたのですか?

 田中‥そうです。海軍少尉です。

 岡本‥昭和19年12月に任官しました。

 -------少尉ということは搭乗する飛行機の機長になるわけですか?

 岡本‥いやいや。少尉と言ったって、陸攻の操縦は初めてですから、海軍兵学校を出た人や予科練出身のベテラン下士官が教官や教員になって、まずは離着陸から教えてくれるわけです。で、1機に予備学生が4人から5人、一緒に乗って飛んでいる最中に交代するわけです。

 -------予備学生が海兵出の士官や、下士官にいじめられたという話を聞きますが、そういう体験をされましたか。

 田中‥ありました。海兵出の士官は俺たちが本職だという意識があるでしょ。我々は大学から海軍に入って、海軍生活も短いわけですからね。特に、同じ年齢の人は対抗意識もありましたからね。

 岡本‥下士官の人はね、飛曹長になっているような人も、絶対に我々に手を出すようなことはしない。ただ、海兵出身はね、71期生が我々と中学校が一緒で、72期、73期はその下で、我々より若いんですけど、何日間か早く少尉になったんです。で、私の感じでは海兵の若い連中が、非常に予備学生にきつく当たりました。理由があってもなくても殴る。私なんかもずい分、殴られました。同じ少尉ですけどね。 

 それで、予備学生が団結したという面もありましたけど、ある航空隊では13期と14期の予備学生が集まって、海兵と一戦ケンカをやろうと、あわや大乱闘になりかけたこともあったそうです。

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