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特攻インタビュー(第10回) 4

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通常 特攻インタビュー(第10回) 4

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/12/19 9:27
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 ◆飛行科の訓練が始まる

 -------土浦でお二人は知り合ったのですか?

 岡本‥いや、もう何千人もいましたから。

 田中‥10何分隊もありましたからね。土浦で基礎教程を終えて、中練……中間練習機の教程に進み、九三式中間練習機、いわゆる赤トンボの訓練をやります。それが終わった後に機種が決まります。

 岡本‥その土浦でね、一本の棒の上を歩いたり、体操でとんぼ返りをしてみたりして、運動神経をテストして、誰は操縦、誰は偵察とか決める。運動神経があまり良くない人は要務に回るといった具合に仕分けされました。

 田中‥土浦ではほとんど体育。それと学科がありましたね。午前中、学科で午後が体育とかね。土浦では体を鍛えるというか、海軍の生活に慣れさせるというのが基本でした。

 -------お二人とも希望の機種とかあったのですか?

 岡本‥赤トンボの中練過程に入って、宙返りとかいろいろテストします。それで本人が希望して、戦闘機に行きたいとか、大型機に行きたいとか、ある程度の希望を出すわけです。その時、私は大型機を希望しました。

 
 田中‥最終的には海軍が、誰がどの機種に向いているかを判定しますから、希望が必ず通るとは限りません。仲間うちでは、体がガツチリした運動をやっていた者は艦爆に向いているとか、スマートなのは中攻に向いているとか(笑)。そんなことを言っていましたが、戦闘機が一番多かったですね。私の班では半分が戦闘機を希望しました。あとは艦攻、艦爆、中攻などが数名ずつといったところでしょうか。


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